*モナミ* SMAP・映画・本
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『コーラス』 1949年、音楽教師だが職のないクレモン・マチューは、 未成年の再教育を行う寄宿学校の舎監に任命される。 校長ラシャンは、非情で弾圧的な教育制度を敷き、 問題の多い生徒たちは、それに反抗する日々だった。 生徒たちを、歌うことでなつかせながら、 マチューは、彼らの人生を変えていく。 どうしようもない落ちこぼれな子供たちの集まる学校、 「池の底」に赴任した、新任(しかしタコ頭)の教師。 閉ざされた門に、重い鉄の扉に、窓には網。 悪いことをしたら、反省室行き。 押さえつけられるだけ押さえつけられた少年たちの、 鬱積したパワーは、教師相手にイタズラをすることで、 発散される。 そこに現れた、一風変わった教師。 同じ目線で、ゆっくりと付き合えば、 きっとほんとは、いい子たち。 怒りには怒りで、優しさには優しさで応える。 子供たちは、ほんとに素直。 叱られるばかりで、褒められることを知らなかった子供たちの、 溜まりに溜まったエネルギーを、上手に引き出してあげれば、 思いも寄らないほど、子供たちは成長する。 それを分かってくれる教師に出会えた子供たちは、 とても幸せだ。 しっかし、荒れすさんでいても、 子供たちが、かわいいったらありゃしない!(笑) 次第に、笑顔を見せる子供たちに、もうメロメロ(笑)。 天使の歌声を持った主人公の、 ジャン=バティスト・モニエがまた、たまらなくかわいらしい。 その奇跡の歌声もさることながら、 ちょっとスネたような悪ぶったような、憂いを含んだ表情が、 歌うことによって明るく輝いていくのに、心打たれた。 ボーイ・ソプラノって、ほんと貴重な声だよね。 そう思うだけで、そそられる(笑)。 ラストもこれまたフランス映画らしく、 ハッピーエンドで、万事丸く収まりめでたしめでたし、 ではなくて。 校長の首を絞めちゃった男の子が更正するとか、 どっかのコンクールで優勝しちゃうとか、 最後、生徒たちがすがりついてわんわん泣くとか、 「辞めさせないで!」と校長に直談判するとか、 ほらほら感動しろよ!的なハリウッド映画を見慣れてると、 そういうのを想像ちゃうのですが、あくまで、さらっと。 生徒たちの手紙も、全部拾わないし。 何より冒頭、自分の人生を変えてくれた恩人である、 先生の名前すら、忘れてる主人公に、唖然。 でも、c'est la vie(それが人生)なのよね、きっと。 と思った、映画でした♪
【参考】 コーラス オフィシャルサイト goo映画 『コーラス』 オリジナル・サウンドトラック
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.30
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.29
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