ブラック・ジャック21　「黒い医者の宿命」

2006.07.03

カテゴリ：雑記

ニューヨークで、母と父とのなれそめを知った、
ブラック・ジャック。

そして父とノワールプロジェクトの関係を知るという、
ドクタージョルジュのいる、カナダへと向かう。

またしてもオンボロトラックで、
ピノコが車の天井に頭をぶつけても、お構いなし。

両親のコイバナにやきもち焼くなよ（爆）。

とある湖畔に到着。
揺られすぎて腰が痛いというピノコ、
「イナバウアー！」

早速取り入れるピノコさん。

その時、突然銃声が！
「すぐに帰って！兄さん！」

「何かの間違いだ！私はブラック・ジャックと言う医者だ。
ドクタージョルジュという人を知っていたら教えて欲しい！」

黒ずくめの姿を見て、兄と間違えたと言うユリ。
なぜなら兄は、父を殺そうとしているらしい。

いきなり銃をぶっ放すとは、兄に負けず劣らず過激だユリさん。

ブラック・ジャックに、父を助けてくれと頼むユリ。
原因不明の炎症が内臓のあちこちに、
起こっているらしい。

縦隔気胸と診断したブラック・ジャック。
兄もそう診断し、手術をしたのだが、
穴はどこにも見つからなかったのだという。

そんなジョルジュの手術を始めようとした、
そこにやってきたのは…。

ドクターキリコ！

つーかキリコって黒男さんと同じ純日本人だと思ってたんだけど。
黒男さんといいキリコといい、出自がワールドワイドだな。

ブラック・ジャックに銃を向けるキリコ。

やっぱり兄妹だやること一緒（笑）。

「助ける可能性のある患者は渡さん！」
というブラック・ジャックに、
「親父を助けようとしたが、何度やっても失敗だった。
苦しまずに殺す、それしか方法はない！」

揉みあう2人。

「そうはさせん！」
「いくら天才外科医のお前でも、こいつは治せん！
フェニックス病なんだ！」

父親はあるプロジェクトに関わっていた、
というキリコ。

永遠の命を手に入れる研究、しかしその過程で、
とんでもない病気、フェニックス病を生み出したのだ。

「俺は、死を受け入れることで、
命の尊厳が守られると信じている！
だからこそ、病で苦しむ親父を楽にさせてやりたいんだ！」

意識を取り戻す父親。
「やはり、永遠の命などムリだったのかもしれん…」

それを聞き、激昂するキリコ。

「今さら…今さら何を言う！
あんたの信念は、理想はどこにいった！？」

そんなキリコを止めるブラック・ジャックを見て、
「もしや君は、間くんの…」

ノワールプロジェクトの話を聞きだそうとするが、
患者は一刻を争う状態に。

そして、キリコとともに手術を始める。

キリコとのダブル変身シーン、かなり萌え～♪
キリコのブルーの手術着が、素敵だわん♪

手術室の外で待つ、ユリとピノコ。
その時、外で銃声が。

銃声を追って、外に出る2人。
そして密猟者を見つけ、追うユリ。

いくら自然保護団体メンバーといえども、
夜に女子供だけで外に出るのは危険だと…。

どんなに検査をしても、異常な場所が見つからない。
焦るブラック・ジャックだが、あることを思いつく。
気管を水に浸す、というのだ。

やっと異常個所が見つかり、
手早く処置をするブラック・ジャック。
しかし、危篤状態に。

ダメだと思ったキリコが、安楽死させようと、
毒を注入したのだ。
キリコを殴るブラック・ジャック。

「命を、命を一体何だと思ってるんだ！」

ユリとはぐれたピノコ。
そこには、傷ついた鹿が。

助けようと言うピノコに、
「自然に助かる命なら、ほっておいても助かるわ」

やっぱりキリコの妹だ。

毒の中和剤を投入し、心停止したまま手術を続ける、
ブラック・ジャック。
心臓が、動き出した。

しかし、麻酔は醒めないはずなのに、意識の戻る父親。
そして容態が急変。

「あ、ありが…と」

息絶える父親。

「永遠の命だと！人類の挑戦だと！？
こんな病を生み出してまで、
なさねばならなかったことなのか！」

直接心臓マッサージをする、
ブラック・ジャック手を止めるキリコ。
「もういい、ブラック・ジャック」

父が使っていた国境近くの研究施設に行けば、
何か分かるかも、というユリ。

キリコは、何も言わず去ってしまった。

オンボロトラックで再び旅立つ、
ブラック・ジャックとピノコ。
山の上には、元気になった昨夜の鹿が。

今日の黒男さんは、アツかったですね。
やっぱり永遠のライバル、キリコ登場となると、
冷静ではいられない様子。

しかしドクタージョルジュが、キリコとユリの父親とは。
なかなかよく考え付いたなぁ。

ノワールプロジェクトの真相を突き詰めつつ、
キリコやユリや、漫画オリジナルキャラを、
絡めてくるとはね。

でも如月先生だけは、原作のままで登場させて欲しいです。