*モナミ* SMAP・映画・本
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「都古ちゃんは、絶対僕を怒りません。 絶対僕に嫌なことを言いません」 と信じていた都古に、ひどいことを言われ、 パニックになった輝明。 幼い頃からずっと一緒にいて、 輝明のことを誰よりも理解している都古でさえ、 感情的になってしまうことがあることを、 輝明は理解できるのか、できていないのか…。 「どうしてそうなったのか」ということを、 理解することが、できるのか、できないのか。 翌朝、いつもと変わらぬ顔で都古の前に現れた、 輝明。 「テルは全然悪くないからね。ほんとにごめんなさい」 「テルは全然悪くないからね」 都古の言葉を繰り返す輝明。 テンジクネズミを逃がした騒動について、 動物園で働く仲間に謝る輝明。 都古も一緒に謝る。 いくら幼馴染のためとはいえ、 ここまで出来る都古は、偉いなぁ。 そんな都古でさえ、 輝明に怒りをぶつけてしまうことがあるのだから、 他の人が輝明を理解するのは、相当難しいだろう。 動物園の同僚たちも、そんな輝明と、 どう接していいか分からない様子。 テンジクネズミの世話はしなくていい、 と言う同僚三浦だが、都古に輝明のことを頼まれ、 隅っこで大人しくしてるジンジンの世話を頼む。 ジンジンを抱き上げ、三浦の言葉を繰り返す輝明。 「大竹さんの担当は、ジンジンです」 あぁ、だからそのまっすぐな目に、 涙が出てきちゃうって。 言われた通り、ジンジンの世話をする輝明に話しかける、 動物園の客。 しかし、答えられない。 「動物園の人なら、教えてくださいよ!」怒る客。 というか、こんな客いねぇだろ(怒)。 それに気付いた三浦が、 「大竹さんは、お客さんと話さないようにしてください」 今日も、大好物のから揚げのせポークカレーを食べる、 輝明。 三浦との微妙な距離に気付き、輝明に話しかける都古。 また客が輝明に話しかけるが、輝明は答えない。 「ふれあいタイムは何時かって聞いてるんだよ!」 「大竹さんは、お客さんと話さないようにしてください」 三浦に言われた言葉を繰り返すだけの輝明。 「は?なんとか言えよ!」 それに気付いた都古。 「なんなのこの人」 「ふざけやがって」 だから、客の方がおかしいんだってば! 話しかけて様子がおかしかったら、耳が悪いのかな、 とか、思うもんじゃないの? いきなり怒るか? いくら自分が客とはいえ。 客のばーか!(爆) 園長に、なぜ答えられなかったのか問われる輝明。 「大竹さんは、お客さんと話さないようにしてください」 三浦の言葉を繰り返す輝明。 そういう意味で言ったんじゃない、と言う三浦だが、 輝明には、言葉どおりにしか取れない。 そんな輝明に怒りをぶつける三浦。 「チクってんじゃねぇよ!」 うーん、難しいねぇ。。。 ただ、あまりにも輝明の周りの人間が、 子供っぽすぎると、思うんだけど…。 どうしてもうちょっと、優しくできないかなぁ。 優しくというか、人として最低の態度じゃない? いきなり高飛車な態度取るなんて。 夕食時、食欲のない輝明を心配する家族。 「仕事でイヤなことがあったの?」 「あった。チクってんじゃねぇよ」 「仕事していれば、誰だって嫌なことがあるの。 嫌なことや辛いことがあっても、 みんな生きていくために働くの。 今までは、辛いことがあるたびに辞めてたけど、 今度は辞めないで続けよ」 そうか…。 そうだよね、お母さん。 みんな嫌なことあるけど、生きてくために働いてるのよね! って、私が説得されてどうする(爆)。 しかし兄は、輝明が働くことに反対する。 「人に迷惑かけるし、輝明自身も辛そうだし」 「今度は絶対続けるの。それが輝明のためになるからよ」 その頃兄嫁は、息子に猛勉強。 「そんなにカリカリしなくたって」 「何言ってるの、幸太郎のためじゃない」 「お袋も、輝明のためとか言っちゃって」 「一緒にしないで。私とお義母さんでは、 教育方針が違うんだから」 そういう教育方針で育ってきた夫に対して、 かなりな失礼発言だな。 都古は自宅で、友達のMEGUMIの話を聞きながらも、 上の空。 そこにやって来た浮気夫。 「昨日は来れなくて、ごめん」 「今、友達来てるから」 いきなり来るなよてめぇ。 そんなにヤリたいのか。 ヤリたいんだろうな。 エロオヤジめ! あー感情入ってすみません。 気を利かせて帰るMEGUMI。 「帰って」 「ほんとに昨日はごめん」 「来るなら連絡してから来て」 「どうして?」 「ここは、あなたが好きな時に来られて、 好きな時に帰れる部屋じゃないの」 その通り! ったく、浮気夫の風上にも置けねぇ! 浮気だとしても、ほんとに愛してるのなら、 ルールを守れ! こんなヤリタイだけ男なんか、さっさと別れちまえ! なのに結局、浮気夫を迎え入れる。 翌日、三浦と一緒にリンゴを切りながら、 「チクってんじゃねぇよ」 「は?」 「三浦さんが言いました。どういう意味ですか?」 「分からないの?」 「分かりません」 「疲れるなぁ」 「そこの椅子で休憩してもいいですよ」 「そういう意味じゃねぇんだよ」 夜、ベッドから起き出し、TVを見ている妹に問う。 「チクってんじゃねぇよ、ってどういう意味?」 毎晩、ベッドの中で目を開けている輝明。 眠れないんだろうな…。 「チクってんじゃねぇよ」の意味は分からなくとも、 多分それが、いい意味じゃない、ということは、 感じてるのだろう。 ジンジンの世話をし、 から揚げのせポークカレーを食べ、 ツールドフランスのビデオを見る毎日。 ほとんど朝ご飯を残して動物園へ行く輝明を、 心配そうに見送った母に、妹が、 「バイトを変えたから」と告げる。 「心配しないで」 「りなのことは、全然心配してないから」 この妹も、何か抱えてるな…。 母親が障害のある兄のことばかりに構ってたら、 妹としても、寂しいものがあるよな。 医者の元を訪れる母。 「なんとか、仕事を続けてもらいたい」と言う母に、 「想像以上のストレスを感じていることがある」 と忠告する医者。 テンジクネズミの説明を練習する三浦の横で、 すらすらと説明してみせる輝明。 毎日傍で説明を聞いてるうちに、覚えたのだ。 その時、突然倒れる輝明。 病院で点滴を受ける輝明のもとに駆けつけた母親に、 「すみませんでした」謝る都古。 「都古ちゃんが謝らなくったって」 「私の責任です」 「辛くても仕事に行かせてたのは、私なんだから」 2週間の試用期間が終わるが、 輝明をどうするかと問う同僚古賀に、 輝明が元気になるまで待とうと思う、と言う園長に、 「大竹さんの方から、 辞めるって言ってくるかもしれませんしね」 それでも輝明を働かせようとする母に、反対の兄。 「輝明のことが、そんなに恥ずかしいの?」 「何だよ急に」 「恥ずかしいから、輝明を世間に出したくないのよ。 そういうとこ、お父さんにそっくり」 やっぱり父はそれで、いないのか…。 「思ってないって」 「誰かに助けてもらったり、支えてもらわないと、 生きていけない。それでもいいじゃない」 「綺麗ごと言ったってしょうがないよ」 「きっと、支えてくれる人たちや、場所があるはずよ」 「みんな他人のことに構ってる余裕なんてなくて、 自分のことで精一杯なんだよ。 ほんとは、お袋だって分かってるはずだよ。 それが現実だって。 それから、なによりも輝明自身が苦しんでる。 お袋のやり方には」 あぁ、母には辛い宣告だな。 難しいよな…。 母は母なりに、息子とのことを思って一生懸命だけれど、 それが息子にとって、いいことなのかどうなのかなんて、 誰にも分からないよね。。。 休みのはずが、動物園にやってくる輝明。 そんな輝明のことが気になるらしい三浦。 一緒にトイレに並び、 「あの…いつも黄色の服、着てますよね」 「はい」 若い子の方が、柔軟性があるというか、 新しいものを受け入れる許容力が、あるのかも。 仕事を始める前に、輝明の母がやって来る。 「今日で辞めさせていただけないでしょうか」 これは母の勝手だな。 でも、輝明は自分で自分の意志を表現することが、 できないのか…? だったら周りがそうしてやるしか、ないのか…? 「輝明、もうここに仕事に来なくてもいいのよ」 三浦にお礼を言う母親。 「さぁ、輝明もお礼を言って」 動かない輝明。 「テル?もしかして、ここで仕事を続けたい?」と都古。 「もうムリしなくていいのよ」と母。 「ここで仕事をしたい?」と都古。 何も言わず事務所を抜け出した輝明を追いかける、 母と都古と、同僚たち。 輝明がやって来たのは、テンジクネズミの小屋。 隅で丸まっているジンジンを優しく抱き上げ、 「大竹さんの担当は、ジンジンです」 うぅ、涙…! くそー! 泣けと言わんばかりの場面で、泣いてしまった…。 都古に、輝明の気持ちを聞く母親。 「輝明は、ここで仕事を続けたがってる。 それでいいのかな?」 「私も、そう思います」 園長に、輝明を働かせて欲しいと頭を下げる都古。 しかし、古賀は反対する。 社員として正式に雇うことはできないけど、 いつでも来て、ジンジンの世話をさせることは、 構わない、と言う園長。 そりゃ園長だって、利益を考えなきゃいけないし、 客商売だし動物相手だし、ボランティアじゃないんだし、 良心だけで雇うことは、できないよな…。 仕事を終え、帰ろうとする輝明を呼び止める三浦。 「園長!大竹さんの特技、知ってます!? テンジクネズミのこと、全部覚えてるんです」 「チクってんじゃねぇよ」 「チクる!?それ使い方間違ってる」 テンジクネズミの説明をすらすらとする輝明。 それを聞き、驚く園長と同僚たち。 夕焼けの中の大きな木に向かって、 大きく手を広げる輝明。 これは、輝明の中のイメージなのかな。 解放されているイメージ。 うー、また涙が…! 園長から母親に、正式採用の電話が。 「障害者の採用は、 うちのイメージアップになるんでしょうね」 どこまでも気に入らないらしい古賀。 彼も、障害児を抱えてる…とか? 障害者と、何か関わりがあった…とか? 都古と別れた帰り道、いつも見かける、 自転車に乗った男に話しかける輝明。 「こんにちは。僕の仕事は、動物園の飼育係です」 「は?」 信号が変わり、走り出す輝明。 「都古ちゃんへ。 今日は動物園に仕事に行きました。 ジンジンの世話をしました。 正式採用になりました」 そうか、輝明のこの三行の手紙も、 事実を述べてるだけだもんな…。 自分が何を感じたか、とか、どう思ったか、 ってのは書かれてない。 それが、変わっていくのかな…? だから、ここでSMAPの♪ありがとう は、 ヤバいって。 うぅぅ、鼻水だーー!
【参考】 僕の歩く道 ♪本日のBGM
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