＊モナミ＊ SMAP･映画･本

『聖都決戦（上）』

『聖都決戦（下）』

著：アショーカ・K．バンカー


魔の森バヤナク・ヴァナでタータカーを倒した、
コーサラ国の皇子ラーマ。

一行は、見者ヴィシュワーミトラに従い、
隣国の聖都ミティラーへ向かう。

阿修羅の王ラーヴァナの魔力は、
2つの聖都に迫っていた。


『蒼の皇子』の、続編。

阿修羅の渦巻く森の中での壮絶な戦いを終え、
聖なる都ミティラーへと向かう、ラーマたち。

その道中で、新たな出会いもあり。
決して友好的な雰囲気ではなかった彼らの、
意外な素顔が明らかに。


そんな彼らの行く先も気になるところだが、
4人の皇子、そして2人の梵仙が不在の、
コーサラ国の首都アヨーディヤーの宮殿でも、
壮絶な戦いが繰り広げられていて。

ダシャラタ王の第二王妃カウサリヤーの乳母であり、
阿修羅王ラーヴァナの僕であるマンタラー婆が、
宮殿内でとんでもないことをしでかし、
第三王妃スミトラーが大ピンチに！

一見か弱そうに見えるが、
聡明で芯の強いスミトラーの機転で、
一度は窮地を脱するも、黒魔術の力の前には、
なすすべもなく…。


王はマンタラー婆のせいで瀕死の状態だし、
そんなことなど知らないラーマにも、大ピンチが。

阿修羅の大群からミティラーの都を守るため、
梵天最終兵器を使ったラーマは、
全ての梵天力を失ってしまったのだ…。

まだまだ手ごわい敵は、わんさかいるというのに、
丸腰でこれからどうなるのか…。


シーターとの行く末も気になるし、
早くも続きが読みたくなる、一冊でした。

【参考】
　簡訳ラーマーヤナ

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