*モナミ* SMAP・映画・本
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『バルトの楽園』 1914年、第一次世界大戦で日本軍は、 3万人の大軍を送り込み、ドイツの極東根拠地、 中国・青島(チンタオ)を攻略した。 この戦いに敗れたドイツ兵4700人は、 捕虜として日本に送還、各地の収容所に振り分けられた。 ドイツ人捕虜達は、環境が劣悪な収容所で2年を過ごし、 その後、全国12ヵ所にあった収容所が6ヶ所に統合され、 徳島県鳴門市にある板東俘虜収容所に移送された。 板東俘虜収容所では、松江所長(松平健)の指導の下、 捕虜たちに寛容な待遇をしていた。 パンを焼く事も、新聞を印刷する事も、 楽器を演奏する事も、そして、 ビールを飲む事さえ許された収容所生活の中で、 捕虜達は、生きる喜びを見出してゆく。 みんな、個人レベルでは、いい人たちなのに。 国と国との戦争となると、なんでこんなに、 憎み合えるのか…。 ドイツが降伏した時、日本国中が歓喜する中、 「ドイツさんが可哀相」と、提灯行列をしなかった、 坂東の人たち。 敵としていた相手も、身近で一緒に過ごせば、 敵なんかじゃなく、同じ人間だと分かる。 ドイツ兵に息子を殺され、ドイツ人を憎む日本人と同じように、 日本兵に息子を殺され、日本人を憎むドイツ人がいる、 ということにも、気づく。 ドイツ人役の外国人俳優さんたちが、 日本語の台詞を覚えるの、大変だったろうなぁ。 松平謙や、國村隼がドイツ語の台詞を覚えるのも、 大変だったろうけど。 でもやっぱり「歌」とか「音楽」って、万国共通というか。 言葉が通じなくても、音楽は通じるもんな。 『ビルマの竪琴』なんかでも、歌が心を解きほぐしたけれど、 「そんな都合のいいことあるわけないじゃん」と思う以上に、 実際に歌というものは、人の心を開くものなのかもしれない。 と思った、一本でした。
【参考】 バルトの楽園
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