*モナミ* SMAP・映画・本
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『硫黄島からの手紙』 戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、 日本軍の最重要拠点である硫黄島に、 新たな指揮官、栗林忠道中将(渡辺謙)が、 降り立った。 硫黄の臭気が立ち込め、 食べ物も飲み水も満足にない、 過酷な灼熱の島で掘り進められる地下要塞。 このトンネルこそが、 圧倒的なアメリカの兵力を迎え撃つ、 栗林の秘策だった。 最後の最後まで生き延びて、 本土にいる家族のために一日でも長く、 島を守り抜け―。 「死ぬな」と命じる栗林の指揮のもと、 5日で終わると思われた硫黄島の戦いは、 36日間にも及ぶ歴史的な激戦となる。 61年振りに届く彼らからの手紙。 そのひとりひとりの素顔から、 硫黄島の心が明かされて行く。 これって白黒映画じゃないんだ…って、 爆撃され燃え上がる炎の赤さで、気づいた。 「家族のため」なら分かるけれど、 「お国のため」って死んでいくのって、 絶対におかしいと、今の時代なら思うのに、 誰もそれをおかしいと思わなかった時代。 いや、おかしいと思っていても、 それを口にすることすら許されなかった時代。 家族の写真を持ち、家族への手紙をしたため、 女たちが縫ってくれた千人針を腹に巻き、 死を覚悟する男たち。 生きて返ってこないと分かっている夫や息子を、 ただただ待ち続ける女たち。 日本だろうとアメリカだろうと同じなのに。 こういう戦争映画を観て思うのは、いつも同じ。 なんて馬鹿なことを…ってこと。 一人二人殺したところで、何の役に立つものか。 自分が死んで、何の砦になるものか。 死を恐れることが恥だった戦場で、 死を恐れる勇気を持った、へっぴり兵士。 でも彼だけが、最後まで生き延びる。 情けないかもしれない。 弱いことかもしれない。 だけど、命に代えられるものが、何があろうか。 これは、日本人が撮るべき映画だったのに。 でも、いかにもハリウッド的な戦争映画でなくって、 ほんとよかった。 アメリカ側からのも見なければ、片手落ちだろうな、 と思った、映画でした。 『父親たちの星条旗』 サウンドトラック
【参考】 硫黄島からの手紙
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.30
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.29
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