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*モナミ* SMAP・映画・本

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2008.04.12
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カテゴリ:映画


『さくらん』


8歳で吉原遊郭の玉菊屋に連れて来られた少女、
きよ葉は、何度も脱走を図るがあえなく失敗。

気位が高く、絶世の美しさと知性を兼ね備えた、
完璧な高級花魁、粧ひ(菅野美穂)は、
そんなきよ葉に、花魁としての生き方を教える。

やがて17歳になったきよ葉(土屋アンナ)は、
玉菊屋にやって来た青年・惣次郎(成宮寛貴)と、
恋に落ちる。



いやぁ、絢爛豪華でした。
あの色彩がしばらくは、脳裏に漂っていたほど。
とにかく色の強さに、圧倒された。
さすが写真家・蜷川実花。


そして女優さんたちの、細いこと。
菅野美穂も木村佳乃も、大胆に背中丸出しして、
かなりの濡れ場に挑んでたけど、ほっそいほっそい。

あの細さで、あの重そうなカツラを被って、
よくあんな演技ができたもんだ。

実際の花魁は、あの頭でコトはできたんだろうか?
次の間に、床山さんでも控えてるとか?(爆)
着物は、自分で着れたとしても。

そういう、崩しちゃいけないようなものを崩す、
ってとこが、男にはたまらないのかねぇ(謎)。
集中できなそうだけど(爆)。


身売りされ、行き場のない少女たちが、
文字通り身を売って生きる街、花柳街。

客と恋に落ちるのもご法度、子を産むのもご法度。
身持ちのいい旦那の愛人になることでしか、
この街から出られない。

だったら何が幸せなのか?などと、
自身に問いかける自由もない女郎たち。
ビードロの中でしか生きられない金魚のように。
その中で花魁としてトップに上り詰める者は僅かで。


女郎なんて真っ平だと、とんがってた少女が虐げられ、
なにくそと快進撃を誓う…かと思いきや。

花魁になれたのもタナボタというか、自身としては、
さほど花魁になりたかったわけでもなく。

そういう対比を出したかったわけでもないだろうけど、
なるべくしてなった(であろう)菅野美穂や木村佳乃の、
その存在感たるや、すごかった。


土屋アンナは、気の強い花魁と言うよりも、
土屋アンナそのままだったけど(爆)、
それはそれで似合っていたと。

本当にあんなわがまま放題の女郎が、
花魁にまでなれるかどうかは、別として。

でもそういう我侭が、男には可愛いのかもね。
女なんていくらでも金で買えると思ってる男たちには、
特に。

もっともそれも、美貌に裏打ちされたものがないと、
ただ我侭だけじゃぁ誰の目にも留まらないだろうけど。


でもあんなドロドロした女の園で生き抜くためには、
おっとりしてたら絶対に食いつぶされちゃいそう。

やっぱりそれなりの、したたかさがないと。
花魁にまでなろうというのなら、なおさら。

蹴落とし、取り入り、手練手管を駆使して。
その「手練手管」を、ぜひ伝授して欲しい(笑)。

幼いかむろたちも、姉さんたちを傍で見て、
そういうのを自身で習得するんだろうか。


桜の花が咲いたらと誓った頃から、清次(安藤政信)が、
全然変わってないのがちょっと不自然だったけど、
影から密かに見守る姿に、男の色気を感じた。

客の武士(椎名桔平)や商人(成宮寛貴)より、
ずっと色っぽかった。

ただ、あれだけ女の目があるところで、
誰も清次の気持ちに気づかないというのもまた不自然。
女はそういうところ、敏いと思うんだけど。


ストーリー的にはごくごくありがちなんだけど、
その色と世界観に圧倒された、映画でした。


「金魚はビードロの中でしか生きられない」のに、
そこから飛び出してしまったきよ葉は、
フナに戻ってしまうのか…。


『さくらん』 著:安野モヨコ




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【参考】

 さくらん 公式サイト


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最終更新日  2008.04.12 12:07:06


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