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2008.10.06
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『ありがとう障害犬タロー(太郎)』

著:小森泰治


福岡県宗像市に暮らす赤毛の雑種犬・太郎は、
生後1年目に原因不明の難病におかされ、尻尾と両耳、
そして4本の脚が壊死し、切断することになった障害犬。

手術から10年、人間だと60代になった太郎は、
獣医師で飼い主の小森さんや、動物病院のスタッフ、
そして仲間の犬や猫たちに支えられながら、わがまま気ままの、
マイペースで暮らしている。

安楽死さえも考えられた太郎のこれまでの「犬生」を振り返るとともに、
小森さんと太郎が地元の小学校で行っている「いのちの大切さ」、
を伝える授業や、同じく障害を負った老猫との交流などを描きながら、
生きることの素晴らしさを伝える人間と犬との心暖まる愛情物語。



本を開いた瞬間から涙が溢れ出し、読み終わり本を閉じても、
涙が止まりませんでした。
うちのらくちゃんに似てるからかなぁ、太郎くんが。

でも誰でも泣いちゃうと思う。
犬に限らず、動物を飼っている人ならば、きっと涙なしには読めない。


たくさん載っている写真の太郎は、とても普通の犬で。
とっても穏やかそうな顔をしていて。

ゴロンと心地よさそうに横たわるその姿からは、まさかこの犬が、
4本の手足のない犬だなんて、思いもよらない。


手足がない太郎の姿を見て、思うことは人それぞれだろう。
飼い主であり獣医の小森さんが、小学校に太郎を連れて行った時、
子供の反応もそれぞれで。

だけど太郎は、人がなんと思おうとも、生きている。
頑張って生きていると思うのは、見ている人間の勝手。
こんな姿で可哀想と思うのも、見ている人間の勝手。
太郎はただ、生きているから生きている。


小森さんは、手足のない太郎を見世物にしていいのかと、
悩んだこともあったという。
しかし、ありのまま生きている太郎の姿を現実として伝え、
その生き方を知った人が、自分の生き方に対して思いを馳せる。
そんな手助けができればいいと、太郎と学校を回っている。

犬猫を捨てたりいじめたり、それどころか友だちを苛めたり、
自分を虐めたりする人間たちに、太郎の姿を見せることで、
生かされて生きている命について考える機会ができれば、と。


この太郎も、もともとは捨て犬で。
ペットショップで高い犬猫が売られていると同時に、
毎日何千頭の犬猫が、保健所で殺処分されている現実。

もしかしたら、今自分が可愛がっている動物も、
そういう運命になりかねなかったかも…、と思うと、
悲しいとか酷いとかじゃ済まされない感情が沸いてくる。


今13歳の太郎くん、まだまだ元気です。

【がんばる犬(けん)太郎】の毎日

「がんばるけん」とは福岡弁で、「頑張るからね!」って意味です♪


『障害犬タロー(太郎)の毎日』 著:佐々木ゆり



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最終更新日  2008.10.06 09:45:59


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