*モナミ* SMAP・映画・本
< 新しい記事
新着記事一覧(全5068件)
過去の記事 >
『トーク・トゥ・ハー』 事故で昏睡状態になったダンサー、アリシア (レオノール・ワトリング)。 彼女を慕うベニグノ(ハビエル・カラマ)は、4年間、 看護師として親身にアリシアを世話し、語りかけてきた。 その頃、女闘牛士のリディア(ロサリオ・フローレス)が、 競技中に大怪我を負い昏睡に陥る。 悲嘆にくれる恋人のマルコ(ダリオ・グランディネッティ)を、 ベニグノは「彼女に話しかけて」と諭す。 愛する女性が同じ境遇にいる2人は、次第に心を通わせていった。 そんなある日、アリシアが妊娠していることが発覚する。 スペインの女性の髪の豊かなこと。 その髪を、手入れが簡単だから切ろうという看護師を止める男は、 その女のことを本当に愛しているんだろう。 昏睡状態に陥る4年前と同じ髪型でないと可愛そうだ、と。 決して応えない彼女を、献身的に介護するベニグノ。 一方、恋人が急に昏睡状態に陥ったマルコは、 それを受け入れることができない。 変わり果てた恋人の姿に、触れることもできない。 そんなマルコに、ベニグノは、彼女に語りかけるよう諭す。 話しかけても何も変化がないのが怖いのか。 神を信じ、希望を持って、でももしそれが叶えられなかった時が、 怖いのか。 アリシアと結婚したい、どんな夫婦よりも気が合うというベニグノに、 彼女は植物と同じだ、死人と同じだ、君の一人芝居だというマルコ。 まるで自分を納得させるかのように。 そんな時、アリシアの妊娠が発覚する。 昏睡状態で意識がなくとも、妊娠してしまう女体の神秘。 まさかそんなことが起こるとは、当然夢にも思っていない病院側は、 大慌て。 どんなに優秀な看護師であったとしても、男性看護師を女性患者に、 四六時中つける、それが間違いといえば間違いだけれど。 意識のないアリシアを、ベニグノ以外、一人の女性として、 誰も見ていなかったことの表れだろう。 そういう形でしか愛を表すことのできなかったベニグノ。 「ちょっと孤独なだけだ」と言っていたベニグノ。 そんなベニグノだけが、アリシアを一人の女性として愛していた。 しかしその形は、やはり間違っていて。 ベニグノは罪に問われる。 アリシアから引き離されたベニグノは、絶望のうちに命を絶つ。 一方アリシアは、奇跡的に意識を取り戻す。 それは、ベニグノの献身的な愛によるものだったのか、 出産のショックによるものだったのか。 ラストで、初対面のはずのマルコに話しかけるアリシア。 もしかしたら、体は動かない間も、意識はあったのだろうか…。 ベニグノのことも知っていたのだろうか…。 愛と、そして人間の体の不思議さについて考えさせられた、 映画でした。
【参考】 トーク・トゥ・ハー 公式サイト
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.30
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.29
もっと見る
PR
日記/記事の投稿
プロフィール
v_のん_v
SMAPとか映画とか本とか病気とか
キーワードサーチ
カテゴリ
カレンダー
バックナンバー