*モナミ* SMAP・映画・本
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『ヘイヴン 堕ちた楽園』 カリブ海に浮かぶケイマン諸島は、税金が免除される、 "タックス・ヘイヴン"。 世界中から島に集まってくる金持ち相手に働く島の若者、 シャイ(オーランド・ブルーム)は、裕福なボスの娘・アンドレア (ゾーイ・サルダナ)と恋に落ちる。 しかしアンドレアの父と兄は、交際に大反対。 2人は人目を盗んで純愛を育んでいく。 一方、脱税の容疑でFBIに追われ、アメリカから逃れてきた、 エリート・ビジネスマンのリドリー(ビル・パクストン)と、 1人娘のピッパ(アグネス・ブルックナー)。 何も知らされず、強引に島に連れてこられたピッパは父に反発。 出会ったばかりのお調子者リッチー(ラザーク・アドティ)に、 誘われるまま、夜の街へ繰りだす。 ケイマン諸島の印象が、ものすごく悪くなるんですけど…。 こんなに怖いところなの? やはり金と人の集まるところには、犯罪も集まるのか。 それも世界中の金持ちの集まりリゾート地ともなれば、 そういうところで欲望に流されず、悪事に染まらず生きるってのは、 かなり難しいだろうな、と。 特に若者ともなれば。 若者たちは毎晩パーティに繰り出し、快楽をむさぼる。 警官が「春休みの大学生じゃないんだぞ!」と喝入れたように、 まさにそんなドンチャン騒ぎが毎晩。 若者ばかりでなく、欲に目がくらんだ大人たちも、 丁々発止の探りあいを繰り返す。 そんな大人の都合に振り回される少女たち。 お前のためだと言われても、そんなこと受け入れられるハズもなく。 そんな少女たちと、島を出て行きたいと思いつつもただなんとなく、 日々欲望にかまけて生きている若者たちを、時間軸をずらし、 交差させながら見せる。 オーリーがあの美しい顔を崩してまで臨んだ映画だけども、 なんていうか、宙ぶらりんな印象。 欲を出したばかりにマネーゲームに破れ、FBIに追われる親子と、 身分が違うと純愛を引き裂かれ、自暴自棄になる恋人たちと、 2つのストーリーが同時に進んでいくんだけど、 その2つが絡みそうで絡まないのが、ちょっとフラストレーション。 シャイとピッパがいつどこでどうやって出会うの?と期待したけど、 すれ違ったぐらいで、結局最後まで出会うことなく。 2つのストーリーで、職業格差や人種差別やらまで盛り込んで、 色々描こうと欲張りすぎたゆえに、どっちのストーリーも、 宙ぶらりんになっちゃった感じ。 オーリーも顔に硫酸かけられて、でもそれでもやっぱりイケ面(爆)。 もうちょっとヒドいことになってるかと思いきや、 おでこのあたりが引きつれてるだけだし。 顔をつぶされ、殺人事件まで起こしてしまったシャイは、 海に向かって一人船を漕ぎ出す。 もっと早くにそうしていればよかったのに…とやるせなくなった、 映画でした。 【参考】 ヘイヴン 公式サイト
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