*モナミ* SMAP・映画・本
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『大いなる陰謀』 未来の大統領候補の呼び声高いアーヴィング上院議員 (トム・クルーズ)は、大物女性ジャーナリスト、 ジャニーン(メリル・ストリープ)をオフィスに呼び、密談を行った。 対テロ戦争における極秘作戦の情報をジャニーンにリークする議員と、 彼の行動の裏に巨大な陰謀をかぎつけるジャニーン。 一方アフガニスタンの山中では、「国を変えるために、戦場へ行く」 との希望を胸にアメリカを旅立ったメキシカンと黒人の青年2人が、 生き残りを賭けた壮絶な戦いを強いられていた。 彼らの恩師であるマレー教授(ロバート・レッドフォード)は、 教え子たちの安否に思いをはせながら、教育者の立場から、 世界を変えるための闘いに乗り出していく。 これを、今やってる戦争を始めた人たちに、見せればいいのに あんな異国の寒い場所で、銃弾に倒れたのが自分の息子娘だったらと、 想像力の足りない人たちに気づかせるために、見せればいいのに。 対テロ戦争を正当化するため、新たな作戦を打ち出すことにより、 国民の愛国心を煽ろうとする野心的な政治家。 特ダネをリークされたものの、戦争の広告塔として使われることに、 違和感を覚えるジャーナリスト。 優秀な教え子たちを、メキシコ人と黒人だからという理由で、 戦前に行かせてしまったことを悔やむ大学教授。 前途有望であったのに、彼らがこの国で自由を手に入れるには、 そうするしかなかったのだと、裕福で優秀ながら無気力な白人学生に、 彼らの話を聞かせる。 それは、この映画を見ている私たちへのメッセージ。 目をそむけるな、と。 どうせ何も変わらない、何をしても同じだと、何もしない、 何も考えない、何も感じないことが一番罪なんだ、と。 アーヴィング議員の言い分も、分かる。 彼の言うように、もしアメリカが今アフガンから撤退したら、 かの地はもっと酷いことになるだろう、と。 この戦争が始まったのは、政治家たちのせいばかりではない、 9・11の後、マスコミも国民を煽ったではないか、と。 その時ことを自身でも苦々しく思っているジャーナリストは、 何も言い返すことができない。 あえて答えは出さず、見ている人に疑問を投げかけたまま終わる。 それこそがレッドフォードの想いなのかもしれない。 こういう映画を作ることができ、見ることができるアメリカという国に、 きっとまだ望みはある、と思いたい映画でした。 オリジナル・サウンドトラック 【参考】 大いなる陰謀 オフィシャルサイト
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