『脳に悪い7つの習慣』　著：林成之

2010.02.21

カテゴリ：本

『脳に悪い7つの習慣』　著：林成之

脳は気持ちや生活習慣で、その働きがよくも悪くもなる。
この事実を知らないばかりに、脳力を後退させるのは、
もったいない。

脳に悪い習慣とは、
1、「興味がない」と物事を避けることが多い
2、「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
3、言われたことをコツコツやる
4、常に効率を考えている
5、やりたくないのに我慢して勉強する
6、スポーツや絵などの趣味がない
7、めったに人をほめない
の7つ。

これらをやめるだけで頭の働きが倍増する理由を、
脳のしくみからわかりやすく解説。

なんだか最近、啓発本ばかり読んでるようですが。
たまたま、図書館で予約していた本の順番が重なっただけです。

北京オリンピック競泳日本代表選手たちに「勝負脳」を説き、
その効果は誰もが知るところとなった脳神経外科学の権威である、
林成之の著書。

脳トレだとかなんだとか大流行の昨今。
それだけ「脳を鍛える」「脳を老化させない」ことに、
人々がやっきになっているってことだけれども。

著者曰く、そんなトレーニングをしたって、「脳力」は上がらない。
「脳力」を上げ、最高のパフォーマンスを挙げるには、
「脳に悪い習慣をやめる」こと。

何をするんではなく、やめればいいのだから、簡単。

では何をやめれば「脳」にいいのか、それを、脳の本能に沿って、
分かりやすく解説。

脳の本能とは3つしかなくて、それは「生きたい」「知りたい」
「仲間になりたい」という欲求。

それと、成長していく上で生まれる第2段階の本能、
「自己保存」と「統一・一貫性」。

この「自己保存」と「統一・一貫性」という本能によって、
違う意見を排除したくなる＝その人を嫌いになる、んだって。
なるほどね。

意見が食い違う人がなんか好きじゃない感じがするのは、
脳の本能のせいなんだ。
だからそれを矯正することも、当然できる、と。

さて、「脳に悪い7つの習慣」とは、

1、「興味がない」と物事を避けることが多い
2、「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
3、言われたことをコツコツやる
4、常に効率を考えている
5、やりたくないのに我慢して勉強する
6、スポーツや絵などの趣味がない
7、めったに人をほめない

という、つい私たちが日常で何気なくやってしまいがちなこと。

私なんかよく、「興味がない」と思ってしまうんだよな。
今やってるオリンピックとか。
全然観ないもの。
それじゃぁダメなのね。
とりあえず首を突っ込んでみろ、と。
結婚も興味ないとか言っちゃぁダメかしら？（爆）

んでも、3の「言われたことをコツコツやる」とか、
4の「常に効率を考えている」ってのは、どこがいけないの？

子供の頃から「コツコツ勉強しなさい」って言われてきたし、
社会人になってからは常に効率を考えて仕事している。

その「なぜ？」を脳科学的根拠に基づき、
だけども易しく説明してくれていることによって、
「そりゃ脳に良くないわ！」と納得。

「ぐわっ！」っと一気にやっちゃわなきゃいけないらしいよ。
脳のパフォーマンスを最大に引き出すためには。

効率も、あれこれ同時にやってるつもりで、
脳ってのは1度にいくつものことはできないんだって。
だから結局は意識が飛んじゃって、一つのことを終わらせるのに、
時間がかかっちゃうんだって。

それと、運動音痴の人、絵の下手な人、字の下手な人、
音痴の人ってのは、脳力パフォーマンスの低い人らしい。
中居くん…（爆）。
いや、私だ。

「これをやったら脳にいい！」とか「脳にいい食べ物食べよう！」
とかじゃなくて、「やめればいい」んだから、出来そうだよね。

とりあえず、何事にも興味持ってみます。