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まんがよみ日記

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2012年05月16日 楽天プロフィール Add to Google XML

 コールドケース
[ 批評 ]    

DLIFEでやっているので毎週観ている。

 警察が迷宮入りした事件を掘り起こす物語。

 過去と現在の映像対比が凝りまくっていてすばらしい。映画レベルの高品質。扱う事件は陰惨なのでムスメに見せられない。録画して観たらすぐ消去している。

 犯人のキャラの掘り下げかたについつい引き込まれてしまう。

 業とか性とかいう言葉で言い表される避けられない事情がたまらない。

 最後はそれらを洗い流すような詩的な場面で終わるので鬱にはならない。

 日本のドラマでは「SP」とか「相棒」みたいな青っぽい映像が流行りだが、たぶんここからきている。間違いない。

 新旧問わずつかわれている曲が最高だ。サントラないのかしらん。(♂)

最終更新日  2012年05月17日 00時06分43秒
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2012年05月15日

 リーガル・ハイ!
[ 批評 ]    

 堺・生瀬の快(怪)演とガッキーのかわいさとテンポのよさがたまらないが。

 なによりすばらしいのは脚本だ。オセロのようにひっくりかえる立場と視点。法の世界だけでない、人生の機微のような。

 今回であれば政治家がどうとらえられ、どういった現状かというありがちな切り口かと思いきや、さらりと毒をまぜた主張が飛び出る。しかもしつこくない。

 法律モノという枠にはまらない世界。江守徹や里見浩太郎という重鎮をはめても違和感がないキャストの年齢バランスもまたいい。

 堺は舞台出身だったというのをあらためて認識させられるキレのよさと過剰さ。

 照明こりまくりの映像。

 すべてBDで録画している自分は勝ち組だろう。(♂)

最終更新日  2012年05月15日 23時08分25秒
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2012年05月08日

 周防正行監督「Shall We ダンス?」

真面目なリーマンが帰宅途中ふとした気まぐれから社交ダンスをはじめる。

社交ダンスのこっぱずかしい感じと非日常感。どこにでもいる日本人中年とのミスマッチがリアル。

おっさんの恋に似た淡い気持ちと自らも予想できないのめりこみ具合がトホホ感に満ちていておかしい。

平和な日常に忍び込む不穏な気持ちを描いたこの作品。小津安二郎の流れを組む映画といっていいのではないかしらん。

監督自身が全米をプロモーションで回った際の体験記を読んだことがあるが、当初はカツラが外れるなどの本筋とは関係がない部分を予告編につかわれたらしい(しかも効果音をいれて)。映画が評判になるにつれ再編集されたそうだ。微妙な空気、漂う緊張感。全編にはりめぐらされた繊細な表現を見落とすセンスが理解できないよアメリカン?。

おじさんの恥じらいとか、満たされない部分とか、淡々としたやりとり以上に煩悩が満ちた作品。ハッピーにはなれるけど。

公開当時観てもたぶん理解できなかったと思う部分がたくさんある気がする。それは自分が歳をとったということだろう。

それにしても草刈民代の棒読みっぷり。昭和のスタア(≠スター)の匂いがする。(♂)


最終更新日  2012年05月11日 07時55分03秒
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2012年05月03日

 群馬へ

 外は豪雨だが群馬の兄の家へ。

 途中地元の道路から水が出ているのをみつつ高速をめざす。走るたびに路上からミストシャワーって、どんな天気だ。

 BGMは昨日買ったTMネットワークベスト。音のレンジの低さに閉口。エアコンいれてスピードあげたら聴こえないのが信じられない。2枚組で500円にも納得。

 悪天候が幸いして、交通量が少なかったらしく思ったより早く到着。もちろん大渋滞はしたのだが時間がかかると思えばはやく着く不思議よ。

 姪とあえてムスメご機嫌。

 地元の公共施設で遊ぶという安上がりな企画の後、兄おすすめの鉄板焼きの店へ。

 もらったばかりのデジカメで撮ろうとする姪に店主が昨今のグルナビブームをぼやく様に笑う。本人にとっては真剣なんだろうが。

 甥から作文のアドバイスを求められたのでアマチュアなりにいくつか伝える。

 実体験を混ぜること。最初にこう思う、というのを否定することなく書きなぐってアイデアだしをすること。最後は音読すること。

 兄の家に寄ったら作文の本がたくさんあった。苦手意識ありすぎだろ。

 学校の様子を聴く。甥はオープンな性格でハブにされていた同級生もグループに混ぜるようなヤツなのだがそれをみた担任がいったそうだ。

 「社会性がないんじゃないですか?」

 ・・・ほめてやれよせめて担任。心配していっているのだろうが役人としては正解だが教育者としてダメだろ。

 布団を用意してもらっていたので仮眠をとる。

 到着時間を逆算して出発することにしたらムスメ号泣。いつでも会えるっての。

 実家に行き夕食。麦酒美味。(♂)

最終更新日  2012年05月06日 00時20分26秒
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2012年04月22日

 もっと本を。
[ 哲学 ]    

 WEB文章摂取量という言葉があるかどうか知らないが。

 通勤途中ケータイをいじっていると本を読む量が減る。ケータイで読める文章自体軽さが求められるので必然的に軽い文章をだらだらと脳に流し込んでいることになる。

 ご飯を食べずにオヤツをたくさん食べている気がする。本を読む量が減ると書き言葉も鈍っていく。

 そんなものは電子書籍ツールが進化すれば解決するという輩もいるが、デジタルな情報を処理する脳への負荷と紙のそれと同じだと思っているのだろうか。アナログ保守反動派もたいがいだがデジタル絶対主義もバカだと思う。

 読む側でそれなら書く側も軽さが必須の時代になるのかしらん。

 面白い本がみつけられないと腹がたつのは、自分の感受性が鈍ってきているのを認めなければいけなくなるからだ。歳をとっても読書の面白さに溺れていたい。

 と思いながら最近のマイブームはテレビのドラマだ。

 終わりつつあるコンテンツである地上波に面白さを探してしまう私はたぶん少数派なのかもしれない。少数派上等。(♂)

最終更新日  2012年04月22日 14時22分46秒
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2012年04月02日

 重松清「ステップ」(中公文庫)
[ 批評 ]    

 幼児ひとりを遺して妻に逝かれた男の物語。

 劇的ななにかがあるわけではないのだが、男の子育てで遭遇しそうなひとつひとつのエピソードがリアル。「うさぎドロップ」の大吉のようにかっこよくないところが読んでいて身につまされる。「マルモのおきて」ほど笑えもしない。

 出会いがあったからといってすぐに恋愛というわけにもいかず、職場の理解も簡単には得られない。会社の中での居場所も簡単に決められない。娘がすべていうとおりになるわけでもない。

 それでも前にすすむしかない。勇ましくない、そこらにいるおっさんが主人公なのがなんともいい。

 以前男手ひとつで一男一女を育てている人と話す機会があり、ぼやいていたのだが、公的機関のサポートは対象が女性に限られていることが多く、想定外の扱いだそうだ。

 家庭と職場の両立は叫ばれるほど進んでいないのが現実らしい。実際、たとえば習い事などの時間設定などをみるかぎり専業主婦がいる前提で物事が動いていることは多い気がする。

 やたら権利を主張する風潮は好きではないが、世間を動かしている仕組みについてはもっとサポートがあってもいい。声のでかい弱者を救うことだけがセーフティーネットではないはずだ。

 という社会的な作品ではけっしてない。ねんのため。(♂)

 

最終更新日  2012年04月02日 23時00分10秒
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2012年03月23日

 間違いを探せ。

「荒野より」
「赤いスイートピー」
「ドラえもん」
「瑠璃色の地球」
「一年生になったら」
「マルモリ」
「ビリーブ」
「勇気百パーセント」
「思い出のアルバム」

先日、かみさんが休みの日にカラオケデビューをはたしたムスメ(6歳)の選曲。

歳ごまかしとる?(♂)


最終更新日  2012年03月24日 08時35分15秒
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2012年03月21日

 ブタがいた教室@BSジャパン
[ 批評 ]    

 小学校のクラスで豚を飼い、卒業とともにどう処分するか問題になる。

 そんな地味な話が妻夫木聡の力の抜けた演技と小学生の熱演で名作になった。

 実話らしいがそもそも豚に名前をつけるのが問題なのだ。ハイジャック事件の際、人質解放の交渉では、ヒトに名前があることを強調して生存への道を図る、と聞いたことがある。名前をつけてしまったら愛着がわくにきまっている。

 たしかに命や食について考えさせるには意味があるだろう。でももうすこしやりかたがあるはずなのだ。教師が落としどころを考えずに行動したとしか思えない。

 あるべき一線。

 わざわざ子供の心の傷をつくってないか?というのは意地悪な見方かしらん?(♂)

 

最終更新日  2012年04月06日 23時53分32秒
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2012年03月18日

 黒部の太陽
[ 批評 ]    

 故石原裕次郎が「劇場で観てもらいたいから」とこだわりビデオ化のオファーを蹴っていたことからいまだにNHKBSでしか観られない、と聞いていたのでBSを録画して観る。録画モードも少し上にあげてみた。この映画にかかわるノンフィクションを読んでいたので期待値はあがっていた。

 たしかにこれは劇場で観るべきものかもしれない。雄大な自然、せまりくる危険、役者たちのぶっとい演技。決してうまくはないが説得力がある。

 時代がリンクしてヒットした映画なのかな、という気がする。

 駄作ではないけれど、傑作かと聞かれると「大衆娯楽映画」です、とだけいいたい。昔の表現でいうなら「THE・映画」だ。しちめんどくさいものはなにもない。映画としての出来はすごいかもしれないがテクニックとかそういう細部はない。良くも悪くも。

 話のシンプルさは拍子抜けするほどだ。クロヨンダムをめぐる男たちの世界。絡み合うなにかもなければ大逆転ホームランもない。トンネル工事のようにひたすら愚直に突き進む、武骨な話だ。

 それにしても昭和30年代の日本は相当ムチャをしていたのだなあと思う。「南極大陸」と同じ時代だ。10年前に終わったはずの「戦争」を続けていたのかなあ、と。ふとそんなことを考えた。(♂)

 ところでこの主演を企画したヤツでてこい↓

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最終更新日  2012年03月19日 01時20分36秒
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2012年03月13日

 有川浩「三匹のおっさん」@文春文庫
[ 批評 ]    

 定年を迎えたおじさんが、友達2人と町内の悪に立ち向かう。

 話にしてしまえばそれだけなのだが、キャラ設定と「悪」のリアルさにひきこまれつつ読んだ。

 老人と呼ぶには若いいまの定年世代。息子夫婦との関係、孫との距離。

 決着のつけかたがただの勧善懲悪ではなく、人生経験を積んだうえでの知恵を活かしているのがいい。ある時は火の粉を払い、ある時はかつての人脈を通じて元を断ち。マッチョに戦うだけでない解決方法がリアル。実際の日常生活というのは楽屋で握手するようなプロレス的な場面が多い。すっきりしないはずが納得させるのが著者のうまさだ。

 孫が生意気でもかわいい感じがおじさんたちを孤独にしない。重松清の「定年ゴジラ」と比較して読むと面白いと思う。(♂)

  

最終更新日  2012年03月19日 00時44分48秒
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