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カテゴリ:批評
本日拡大職場集会。
組合員が任意に集結して会社へのシュプレッヒコールを繰り返し、ゲバ棒もって権力と闘うべく町へと繰り出す血沸き肉躍る場だ(ウソ)。そんなの南米でももうねえだろ。 先日の労使交渉の報告と感想意見を求める場である。ようするにどこまで話を続ければいいのか、体温を測るのである。 演説好きがひとりしか来なかったので滞りなく終わる。いいのか悪いのかわからない。だれもなにもいわない重苦しくテンション高い場のほうが雄弁な気すらしてくる。 どうせもらえんだろうという諦めが場の疲弊を誘う。場?もとい、旅疲れの私の疲弊である。 悪循環というか、ほしがらないからもらえないのか、もらえないからほしがれないのか。組織として動脈硬化をおこしている。ほんとは欲望こそが会社の原動力になるべきなのだ。景気が悪いときにはこんなこと言ってもムダなのだが、常に飢えた状態こそが会社をささえるのである。 デブは燃焼量が多いのでメシを食う。メシをくうためになにかをやる。ヤセ型の男は逆にメシを食わなくてもなんとか暮らしてしまう。そのヤセ型の男のような会社の状態にいらつく。なぜ太るべきときに太らないできてしまったのか。ふんばりが聞かない植物系のノリにがっくりくる。 みんないいひとすぎるのだ。縁故関係が多いせいか。 よくいうのだが、部課長が宴会に参加すると飲み食いのテンションがあがる。ふだんの能力はピンキリにしろ、かれらは部課長になるべくしてなったのだなあ。まずは飲み食いの力なんだなあ基本は。と思ってしまう。 だから私が大食いである・・・という言い訳ではない。 だいぶまえ、あるラーメンチェーンの店長選挙のレポートをフジテレビでやっていた。急成長したそのラーメンやは、店長を全店員からの志願制にしている。立候補した店員はあちこちの店をまわって店長に決意表明をし、皿を洗い、改革案をプレゼンする。店長になっても安泰ではなく3ヶ月売りが落ちれば降格。というすさまじいものだったが、その緊張感こそが組織を支えているという。えげつねー。 これも「飢え」をうむシステムだろう。 ふりかえってこの会社の「飢え」はどうやったらいいのか。って、そのまえにもう飢えている。満腹中枢がいかれてしまって空腹を感じなくなっているだけだ。これは飢えではなくて栄養失調だ。点滴をくれ。 まずは社員食堂にキムチがっつり盛れ。全員に摂らせろ。欲望だけは肥大するだろう。たぶん(なげやり)。なんの欲望なんだ。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月20日 11時25分45秒
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