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Angelica Keiskei

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2012.11.27
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カテゴリ:読書

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何気なく読んでみたら、期待以上に面白かった本。
エドワード四世妃エリザベスの話です。
上巻はヘンリー六世第三部、下巻はリチャード三世あたりの話になります。
ただし、穏やかなヘンリー六世やかっこいいリッチモンド伯は出てきません(笑)
基本エリザベスがメインの話だから、二人とも出てくるけど、直接からむことがないので。

この話にはオリジナルキャラが出てこなくて(ベルばらのオスカル的な)、なので上巻は淡々と話が進んでいくような印象。
史実知らなければワクワクすると思うけど、知ってると「ハラハラしてるけどここ助かるよねー」とか「この人もうすぐ死ぬのになあ」とか分かっちゃうので(笑)
しかもまだ王妃として即位してないから、そうそう権力もなくて大きなことできない、てのも。
王妃になってからは怒涛のように権力握っていくけど。
ちょっとしたファンタジーな設定もあって、へーそうなんだ、と。
でももちろん史実に沿った話なので(原作者は歴史研究家でもあります)、シェイクスピアの戯曲とかぶるところもあって、あ、これあのシーンだ、とか思い出してニヤリ。
それぞれのシーンでも、オリジナルな解釈されてて、ヘンリー六世が亡くなった様子とか、クラレンス公のワイン樽のくだりとか、へースティングスが「呪いをかけて王が不具になった」と処刑された…とか、他にも色々、予想外だけどこの話ならつじつまが合う…!と読んでてワクワク。

そして当たり前だけどシェイクスピアとは登場人物のキャラクターが全然違う。
リチャード三世であんなにいい人っぽかったヨーク公夫人、ゾフィみたいだし(笑)怖い(笑)
なによりエドワード四世が超イケメン。主人公が一目ぼれする相手だから当然。藤本ひとみかと思った。
ヨーク家の話だから、逆にランカスター家の方は結構醜悪に描かれていて、ヘンリー六世の息子あんなに可愛かったのにそんな設定にされて…とか。
話の続きも分かっているだけに、ああ、その呪いをかけたら自分に返ってくるのに…!とか、え、この人が実は生き残ってましたって設定なら続編で出てくるあの人はこの人?とか色々予想ついて、続き読みたい!!てなってくる。
残念ながら原作もまだ執筆中のようで、続編読めるのはまだまだ先になりそうなのが残念。
小説だから人物関係も把握しやすくて、すごく読みやすかったです♪





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最終更新日  2012.11.27 17:26:31
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