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憲政史上最初となる天皇退位と、それに続く新天皇即位。
一連の儀式についての報道が錯綜した、改元直後の各新聞の紙面では【前陛下】・【新陛下】なる、やや違和感を伴う呼称が頻りに用いられていました。 天皇は、海外では【Emperor】で通用しているのですから、【先帝陛下】・【新帝陛下】と御呼びして少しも差し支えないのでは···と、私の中に懐古趣味的な部分が少なからず有って、ついその様に考えてしまうのですが、どうも違和感を持たれているのはこちらの方らしいのです。 やはり、戦前・戦中 (天皇が国家元首であり、統治権の総覧者であった時代) を想起してしまい、今日の国民主権の理念にそぐわないとの印象が強いのでしょうか。 些か残念では有ります。 尤も、懐古趣味も度を過ぎると、何時の間にやら、首都は再び【帝都】と呼ばれ、国号も【···帝国】に復していたという事に成りかねないので、程ほどに留めるのが無難なのかも知れません。 御即位一般参賀をピークとして、御退位・御即位関連の報道も沈静化し、現在は【上皇陛下】・【天皇陛下】の呼称に落ち着いています。(^_^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 9, 2019 01:15:08 AM
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