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テーマ:最近観た映画。(38823)
カテゴリ:映像作品(映画、DVDなど)
本当にほんとうに凄い映画だった。 この一言に尽きます。 あまりに凄いものを観ると、大量の感情が渦巻いて、言葉にならないものなのだなあ…と感じました。 自分が何に圧倒されたのか、何に感動したのか…それすらも分からないくらい、大きなものを貰った映画でした。 日本人なら、全ての人に観て欲しい作品です! 口コミでどんどん広がって、観客動員数を増やしているようですが、それもな成る程の名作でした。 戦争関係の映画はあまり観ない私でも、大丈夫でした。 大丈夫だったのに、すごく"リアル"に戦争を感じられた、不思議な映画です…。 確かに、あの時代に生きていた人たちの体温が息づかいが感じられて、戦争映画にありがちな(過去の)別世界の物語という感じではなく、私たちの日常と"地続きにある世界"を強く実感しました。 争いはダメ、戦争はいけないこと、と"頭で"理解していても、私のような戦後大分経ってから生まれた世代は、知識の上の認識になりがちです。 "体感として"…、人が暮らしている所に爆弾が落ちてくるということはどういうことなのか。 いつ空襲が来るか分からない中で生活する緊張感はいかほどのものか、等々…それを知ることができました。 普通に実写映画で戦争や争いを描くと、どうしても描写として、ショッキングであったり、グロテスクであったりして、その印象が残ってしまうことが多いと思うんですが(私の経験上では)、 その点、「この世界の片隅に」はアニメーション映画だったので、それほどトラウマになるような描写はなく、 どちらかと言えば、ほのぼのとした雰囲気を感じる作品なので、どの年代の人にも(戦争映画が苦手な人にも)オススメです。 私は基本的に、主人公に感情移入をするタイプではないのですが、すずさんにはとても感情移入してしまい、エンドロールのころには大好きになっていました。 すずさんのもつ視点がとても素敵で、深く共感するとともに、日々を豊かに生きていくことの大切さ、毎日の生活の愛おしさ、を嫌と言うほど思い知らされました。 今でも、またすずさんに会いたくてたまりません。 とにもかくにも、監督や映画に関わられた方々の、物凄い真剣さ、誠実さ、熱量などなど…を感じて、 あまり前知識なく観た私でも、まるでこの映画に関わったかのような感情をもちました。 大切なたいせつな宝物を共有したかのような。 やっぱり、言葉では上手く表せませんでした。 とにかく観てもらえると私が言いたいことが分かると思います。 毎日を丁寧に丁寧に、大切に大切に生きよう。 心からそう思いました。 少しでも気になっているなら、絶対に観て欲しい映画です。 叶わない願いも 届かない想いも 深い深い色になって 私をそっと染めてゆく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年08月11日 11時01分09秒
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