ひかりの風舞う丘に～物語のつづき～

東の空に　流星が駆けてゆく

星に手を伸ばす



高く　高く　上へ　手を伸ばすためには
しっかりと足を踏みしめなければならないように

人の中に　深く　深く　分け入りたいと思ったなら
自分の　中にある　湖を　
深く　深く　潜って行かなければならない

（ある人　あるモノに興味を持つということは
　それに惹かれる　自分にも
　その　何らかの
　要素（カケラ）があるということ

　それに向き合い　対話し　じっと観察して
　いくことになるのだろう）

アナタの　世界
彼方　にあるもの
すぐそば　にあるもの

目に映るもの
手に触れるもの

そして　目に映らず
手で触れることもできない
それなのに　
確かに感じるもの


アナタに　何かの　反応を起こさせる
　（内であろうと、外であろうと）

　　　　もの　すべて

それが
アナタを知る　　手がかりとなる

全て　
この世のすべてが
ヒントであり　答えでもあるのだ

広がりはどこまでも
深さは果てしなく

アナタの本質を掴むということは
世界の本質を知るということなのかもしれない


そして
それは　ほんとうは
とても容易いことなのだ



水面の幽かな　　揺らぎ



貴方は産まれた、その瞬間から
ダイヤモンド　をずっと握りしめている

そう

貴方に　
本当に欲しいものを与えることができるのは
貴方しかいないのだから

世界中で唯ひとり
あなたしか　いないのだから


大地の深く　奥深く　に埋まっている
ダイヤモンドは　掘り出されるのを
ずっと　静かに待っているのだろう

貴方の　胸の奥底で