089864 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ひかりの風舞う丘に~物語のつづき~

ひかりの風舞う丘に~物語のつづき~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2022年07月25日
XML
カテゴリ:観劇


公式サイトより)



夢のようなひととき…。
玉様の「藤娘」、しかと目に、我が記憶に焼き付けました。


今年一月に松竹座で観た「藤娘」は
珍しい「潮来(いたこ)」版でしたが、
今回は藤娘といえばこれ!という「藤音頭」の方。
美しい藤の精の踊りです。



まずハッとしたのが、若返られました?と感じるほどの玉様の美しさ。
その初々しい可憐さに、蕩けそうになりました。


セット衣装踊り全てが完璧に調和された芸術で。
踊りがはじまったとたん、わたしの世界から言葉が消え去り、
白昼夢って、こんな感じなのかな、という感覚の中に。


ただただ、無になって観ていました。

が、終盤では客席に沢山目線を下さったので、
目が覚めたかのように、ドキドキ。


私は玉様の藤娘が大好きなので、
もっと観たい!という気持ちはもちろんあります。
けれども、これが最後。
泣いても笑っても、これが最後の藤娘。
(気が変わって、もう一回踊って下さらないものか…)

夢にまで見た玉様の藤娘を生で観たのだから、
それだけで満足しなければ!いけないですね。
あの芸術的空間で息をしていられたのだから。

この経験はわたしの一生の財産です。
(玉様の舞台は全て、そうですが…)
死ぬまで、大切にしていきます。




「高尾」は、初めて見たのですが、
余韻がとてもあるしっとりとした踊りでした。

最後はなかなか辛い描写もありましたが、
一枚の動く絵画のような、
四季の彩が目に浮かぶかのようで。
一枚の葉がはらはらと舞い降りてくる角度まで、
計算し尽くされていると感じる、舞台。
こちらは、また踊ってくれるかな?
淡い期待をしておきます。



口上で、
「長唄囃子の方々が体調不良で、今回は急遽お若い方々に頑張ってもらいます。
聞き苦しい点あるかと思いますが、ご寛容の程をお願い致します…」というような、お詫びを言われていて。

確かに、いつもよりも顔ぶれが若い方が多いな?音が少ないかな?と感じましたが、特に気になることもなく。
まあ、素人なので、そんなものだと思いますが、
他の観客もおそらく同じことを思われたのだと思います。
熱い想いがこちらまで届くような演奏でした。

終演後は、劇場一体すごい拍手で!
急な登板で大変だったでしょうに、
魂を込めて演奏して下さった皆さんに、
喝采を送りたいです。



来月は、初めての歌舞伎の怪談話。
ちょっぴり不安ですが、楽しみです。















.





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年09月08日 18時17分56秒
コメント(0) | コメントを書く
[観劇] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.