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ひかりの風舞う丘に~物語のつづき~

ひかりの風舞う丘に~物語のつづき~

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2022年12月08日
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カテゴリ:観劇





勘三郎さんの瞳には、何が見えているのだろう。
どの様なものが、どのような色が見えているのだろう。


そんなことを、頭の中でぐるぐる考えながら観ていました。




ものすごい集中力。
求心力。


極めてハードなこの踊りを踊り切るだけでも凄いのに、
手踊り?も沢山あって、
後半は重い獅子の拵えでの毛振り。


日本舞踊を踊ったことも、知識をきちんと入れたこともない私ですら青褪めそうになる、
高難度の踊りで。


事前に平成中村座チャンネルで、
鏡獅子が勘三郎さんにとって、中村屋にとって、
いかに大切な踊りかを見ていたので、
四十年近く登ってきた山がこの舞踊なのか…、と。

何十年も一つのものを極めるとは、
どのような感覚なのでしょうね…。


インタビューでの
「無心で踊る」という言葉が心に残っています。





千之助くんと玉太郎くんの胡蝶は、
あの年齢であんなに踊れるの!!!
歌舞伎役者さんはやっぱり、違うわ!
と、長く複雑な振りを難なくこなす二人をみて驚愕。


そして、同じ振り付けなのに、二人の性格が分かりやすく出ていて、
そういう意味でも、ビックリ!でした。

千之助くんは、
「僕、プロなんで」とテロップが出ていそうな、
澄ました役者の顔で始終踊っていて。
年相応のニコニコ楽しそうに踊る玉太郎くんと対照的なのが、微笑ましかったです。
玉太郎くんはチラチラ千之助くんの顔を見たり、おそらく振りを揃えようと意識しているようだったのですが、
千之助くんは「自分の踊りに集中!」という感じで、ニコリともせず、相手も全く見ない。一瞥もしない。
面白いですね〜。

恐らく年齢的には、玉太郎くんが年相応なのでしょう。
二人とも、本当に可愛らしくて。
ほのぼのしました。




前半の娘の踊り、中盤の胡蝶、そして後半の獅子の踊り、
と色がガラッと変わる演出と詰め込まれた見どころの数々。
振付けを考えた方の凄さも感じた、
「初めての鏡獅子」


早く、生で観てみたい!
と思わせられる舞踊の傑作でした。















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最終更新日  2023年03月20日 02時33分24秒
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