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カテゴリ:観劇
(公式サイトからお借りしました) Bプロ、江戸型の感想 ↑こちらの続きとなっています。 今回は、 Aプロ上方型の勘平壱太郎さんバージョン! かなり違う、とは聞いていましたが、 これほど違うとは。 衣装や小道具もそうですが、 一番は、“物語全体の印象”が全く違うことに驚きました。 上方歌舞伎は、人物の心情を細かく描くことが特徴ですが、 壱太郎さんの勘平は、それが余りにもリアルで、 どんどん彼が追い詰められていく様子が手に取るように分かり、 重い感情がどんどん押し寄せてきて 苦しくなってくる、 そんな仮名手本忠臣蔵でした。 衣装も江戸型の方が鮮やかで、 男の格好良さを強調していた演出とは違い、 上方型は最後の最後まで猟師の姿のままですし、 演者の違いもあるのでしょうが、 思い詰め方が上方の方がリアルで。 同じ演目なのに、違う物語のよう。 勘平の演技の違いなのか、 江戸型の方は、勘平を中心としたサスペンス。 結末はどうなるの?とハラハラしながら見守る物語。 上方型の方は、罪を犯した勘平(本当は無実なんですが)がその罪から逃れようと もがけばもがくほど泥沼に沈んでいく、転落の物語。 あくまでも私個人の感覚ですが、そのように感じました。 もちろんその中に、おかるとの夫婦愛、おかるとおかやとの親子愛、武士としての忠義心など、様々な要素が絡んでくるわけで、 主題は当然、塩治判官への忠義。 どうやって仇討ちに関わるのか、という彼の熱い想いが根底にはあるのですが、 いやはや、どうしてこうなってしまったのか。 誰も悪くないのに、結果はこのような悲劇に。 悪くないと言えば、 唯一の悪人定九郎を演じた鷹之資さん! (この方は、悪い方でした) 二週間で見違えるほど進化されていて、 十日に見た時と迫力が全く違いました。 今回の方が後ろの席だったのに、定九郎が大きく見え、 「五十両」 たった一言の台詞の“凄み”も何倍にもなっていて。 どの役者さんも、 AプロBプロともに魂のこもった熱演で、 甲乙つけ難く、どちらも素晴らしかったです。 珍しい壱太郎さんの立役!ということで チケットをとった今回のAプロ。 勘平の人物像が立体的でとても良く、 改めて芸達者な方だなぁ、と。 いろは絵姿でも八面六臂の大活躍! こちらでは美しい女方の踊りも凛々しい武士姿も見せ、 とてもスピード感があり満足感たっぷりの新作でした。 若手ならではの熱量が爆発していたのも 成功の一因のような気がしています。 平成世代の「忠臣蔵」 思う存分楽しませて頂きました! Aプロ(↓公式サイトより)解説 仮名手本忠臣蔵のいろは大序より四段目まで
一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
二、忠臣いろは絵姿(ちゅうしんいろはのえすがた)
. Aプロ解説 仮名手本忠臣蔵のいろは大序より四段目まで
一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
二、忠臣いろは絵姿(ちゅうしんいろはのえすがた)
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最終更新日
2023年05月10日 09時00分41秒
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