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カテゴリ:読み聞かせのすすめ
■フラワーギフト&植木 ギフト専門店の安心のサービス!□翌日配達お花屋さん■ この絵本をご紹介するのを忘れていました。マイベスト絵本の一冊です。 さっちゃんのまほうのて 著者: 田畑精一 出版社:偕成社 ISBN:403330410X 発行年月: 1985年 10月 本体価格:1,200円 (税込:1,260円) 涙なしには読めません。お父さんやお母さんがありのままのさっちゃんをきちんと受けとめ、きちんと愛情を注ぐ姿に感動してしまいました。自分なら、どんな風に対応するだろうかと考えさせられます。 「おおきくなったら 指 はえてくる?」 生まれつき指のないさっちゃんがお母さんに対してするこの質問をするところで、どうしても涙をこらえられなくなってしまいます。 こどもたちが素直な感性で、この絵本から何かを感じ取ってくれればと思います。この絵本は、決して障害者の人は大変なんだ/かわいそうなんだ、だから優しくしてあげようねということを伝えようとしているのではないと思います。 「かわいそうだね」 ということで(ある意味高みにたって)善人の気持ちになることで満足するのでなく、さっちゃんのともだちの立場だったらどうだったか、さっちゃんだったらどうだったかなどをいろいろと考えて欲しいと思います。さっちゃんの気持ち、さっちゃんのお母さん・お父さんの気持ちは、障害者でない人/障害者の家族がいない人にはきっと本当には理解できないものだと思います。安易に”わかった気”になることよりも、こどもたちにはこの絵本をきっかけにいろいろと考えるようになってくれればと思っています。答えはひとつではなくいくつもあるのでしょう。ただ、そういうことを考えることができるようになれば、今まで感じ取ることができなかった何かを感じ取るようになれるのではと思います。 おすすめ度: ☆☆☆☆☆ 対象: 3歳ぐらいから大人まで 作者の田畑精一さんは、「ぴかぴか」や「ひ・み・つ」も書いています。
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Last updated
April 5, 2005 11:52:20 PM
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