カテゴリ:読書
野口悠紀雄著『「超」文章法』を読了しました。
目次を書きますね。 -- <目次> 第1章 メッセージこそ重要だ 第2章 骨組みを作る(1)内容面のプロット 第3章 骨組みを作る(2)形式面の構成 第4章 筋力増強 説得力を高める 第5章 化粧する(1)わかりにくい文章と闘う 第6章 化粧する(2)一〇〇回でも推敲する 第7章 始めればできる -- 『「超」文章法』は、学生時代に読みました。 レポートの提出で、要旨をまとめる際に、とても役に立ちました。 今回は、「今の私が、文章を書く時に、参考にしている点」に絞って、内容を書き出します。 -- <メッセージが重要!> 1 メッセージを明確に持つ メッセージは、エッセイ、評論、解説文の場合、「テーマ」や「主題」と言っても良い。 (1)メッセージを、ひとことで言えるか? (2)適切なメッセージが見つかれば、どうしても書きたくなる (3)見たまま、感じたままを書いてはいけない ピントを合わせて、書く内容を抽出する必要がある。 (4)中心的なメッセージにおける嘘や盗作は、もちろん許されない。 (5)話の周辺事項に多少の脚色があっても、認められるのではないか? 2 メッセージを見つける (1)考え抜くしかない (2)対話で見つける(読書を含む) (3)自分の「得意科目」でやろう 3 メッセージを見つけたら (1)ためになるか? 有用な情報を含んでいないか? (2)面白いか? 謎解きと発見の面白さ、感動 (3)読書は誰か? 読者を明確に意識する <文章の構成> 1 主張 2 理由 3 例示 4 予想される反論の紹介 5 それへの反論(主張の再確認) 1~3は、数学の定理の場合。 1~5は、論述文の場合。 <どうすれば良いか?> 1 最初に見取り図を示す 2 箇条書きで示す 3 脱線や注記は明示する ※文章を書く時は、選択して集中する。 「あれもこれも」と欲張らない。 <文章を書き上げたら?> 1 タイトルは適切か? 2 節・パラグラフが適切に分かれているか? 3 誤字・脱字をチェックする 4 読点は適切か? 5 漢字・ひらがな・カタカナの比率に気を配る 6 表記や用語を統一する 7 表現を削る 8 同一表現を避ける 9 語尾は適切か? 10 曖昧接続の「が」は、パラグラフで二個まで 11 ことばの意味の思い違いに注意 <とにかく始めよう> 1 始めなければ進まない 2 パソコンなら、「とりあえず」始められる 3 文章を編集する時は、余計なものを捨てる 4 自分自身と対話する 頭の中だけでは、なかなかやりにくい 5 メモを取る -- 改めて振り返ると、ブログの記事を書く時に、随分と参考にしています。 「読者を明確に意識する」に関しては、私自身を「最初の読者」に見立てて、書いています。 「最初に見取り図を示す」と、「箇条書きで示す」は、ほぼ間違いなく実践しています。 小説のストーリーを紹介する時は、まず一言で表現しています。 それから、大まかに話の流れを示して、最後に感想を書きます。 本の感想を書く時は、目次を書きます。 要点を箇条書きで示してから、思ったことを書きます。 今後の課題は、「とにかく始めること」ですね。 書かなければ、始まりませんから。 気張らず、身構えず、さらっと書けるようになるのが、理想です。 もっとも、書く前に、必死になって考える必要がありますよね……。 【参考文献】 野口悠紀雄 著『「超」文章法』(中公新書) 中央公論新社 2002年11月20日 再版 発行 【関連記事】 わからないから、書く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.17 19:37:28
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