8月31日(土) 内と外の発想
8月31日(土) 内と外の発想 注意深く仕事を進めていても、間違いやトラブルは起こるものです。 起きてしまった問題は速やかに善後策を講じるべきでしょう。経営コンサルタントの細谷功氏は、その発想法には内向きと外向きの二通りがあるといいます。 細谷氏は、常識に基づいて、今あるものから発想する「改善型」の発想を内向きの発想法と呼びます。対して、常識から外れて特異点を膨らませる発想を外向きの発想法と呼び、これはアイデアが斬新になる利点があると指摘します。 ただし、どちらかの発想に偏るのではなく、「両方(内と外)の視点から考えれば、アイデアは二倍に膨らむ」と強調します。「内と外の二つの思考回路をあえて意識することで、考え方の選択肢を増やしてみては」と提案しているのです。 一人で対応にあたる場合、この方法によって独善に陥ることを防げます。複数人で対応にあたる場合には、各自が得意な発想法によって得た案を持ち寄ることで、多面的な解決策や打開策を得ることができます。 内向きと外向きの発想を織り交ぜ、より良い善後策を講じたいものです。 今日の心がけ◆複数の角度から検討しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/