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10月16日(木) 大失態
ある老舗シティホテルの話です。宿泊者への郵便物を、従業員が誤って紛失してしまうという大失態が起きました。 宿泊者は大学受験生でした。自宅に忘れた受験票を、母親がホテル宛に郵送したのです。受験票は見つからず、結局、その学生は受験できませんでした。 経緯を説明して謝罪するために、ホテルの支配人と従業員の上司は、飛行機で受験生の住む九州へ向かいました。 「弁解の余地はありません。私が親でしたら、このようなことは許せません」と支配人。「じゃあ、どうしてくれるのだ」と父親。「謝るしかありません」「謝って済むのか」「でも謝るしかありません」。支配人はひたすら頭を下げ続けました。 そんなやりとりが三時間も続いたでしょうか。父親が「この件はこれで終わり。せっかく九州まで来たのだから、旨いものでも食べよう」と食事に誘ったのです。 「総支配人が九州までやって来て、一言も言い訳をしなかった。それが気に入った」と、父親が後で笑って話していたそうです。 今日の心がけ◆弁解しない潔さを持ちましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。 やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。 著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、 倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年10月16日 09時47分18秒
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