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2月26日(木) 五十歳の作家デビュー
平成になってから最も売れた書籍『永遠の0』。デビュー作にもかかわらず、累計販売部数は五百万部を超え、空前の大ヒットとなりました。 若者である百田尚樹氏は、もともとは放送作家で、数々のテレビ番組の構成を担当してきました。作家としてデビューしたのは、五十歳を過ぎてからです。大正生まれの父が、末期がんの宣告を受けたことがきっかけでした。 当時、同じ大正生まれの叔父たちも次々にこの世を去り、戦争体験者が少なくなってきていることに一抹の不安を感じていました。「父親たちが集まっては戦争の話を当たり前にしていたのに、聞けなくなってしまう」と思ったのです。 現に、氏の子供たちは、祖父から戦争の話を聞いていませんでした。それにショックを受けた氏は、世代の繋ぎ目である自分が、戦争の体験を語り継がなくてはいけないと、五十歳にして作家デビューを果たすのです。 この時代に何が必要なのか。自分には何ができるのか。そうした動機をエネルギーとして自分の持っている力を発揮した時、結果が出てくるのでしょう。 今日の心がけ◆今できることにベストを尽くしましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。 やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在まで一日も欠くことなくずっと続いています。 著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、 かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。 以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年02月26日 05時20分54秒
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