モノスキー日記

１２月　１日（火）　　　お世話になったあの人へ

　十二月は勤務日数も限られ、何かと慌ただしいものです。

　神奈川県郊外の商店街で、スポーツ用品店を営むUさんは、毎年十二月になると、必ず行なうことが二つあります。

　一つ目は、お得意様への挨拶回りです。「今年も一年お世話になりました」という気持ちを込めて、体操着などを購入してくれる小中学校や、ユニフォームを注文してくれるスポーツチームを回ります。

　同じ学校内でも、野球部や卓球部など、それぞれの部活動を訪ね、顧問の先生だけではなく、生徒たちにもお礼を言います。一年に一度、商品を使ってくれる生徒たちに直接会える貴重な機会だけに、忙しくても欠かさない習慣です。

　二つ目は、妻へのプレゼントです。一年の最後に、スポーツ用品の配達や家事をしてくれる妻に、感謝の意を伝えるべく、外食をして、花束を渡しています。

　今年も残りあと僅かです。お世話になった周囲の人へ、「ありがとう」という思いを言葉や形に表わしてみましょう。

　今日の心がけ◆一年のお礼を伝えましょう

職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のＯ君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。
やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。
Ｏ君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。