監督は 「 さらば、わが愛/覇王別姫 」でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞したチェン・カイコー。 撮影では、摂氏63度というサウナなみな気温状況の中、厚い鎧を着て行われたり、本物の風が吹くのを5時間も鎧姿でスタンバイしたりと超過酷なものも少なくなかったそうですが、真田さんは自ら役作りの為、馬軍を走らせた後の息の切れている台詞もリアルに表現するために、前もって運動をして汗を大量にかいてから行ったりしたそうです。 「 ラスト・サムライ 」「 たそがれ清兵衛 」など時代劇にはなくてはならない存在の真田広之(将軍・光明クワンミン)、香港のトップ女優セシリア・チャン(王妃・傾城)、「 ブラザー・フット 」でおなじみの韓国の四天王チャン・ドンゴン(奴隷・昆崙クンルン)のアジアの3大スター共演の映画です。敵役のニコラス・ツェー(北の侯爵・無歓・ウー・ファン)はイメージ的に言って日本人俳優で言えば谷原章介似のクールビューティー。 この映画の特徴は、圧倒的な映像美の原色の世界。冒頭、平和の象徴でもあるかのような花びらの鮮やかなピンク咲き誇る美しさと、対照的なイメージを狙ったかのようなあざやかな戦場にまみれる鮮血の赤。色のマジックによって観る者にそれぞれの場面が持つテーマのイメージを伝えようとしています。どこかチャン・イーモウの「 英雄/HERO 」の作り方と似ていますね。いわゆる京劇感覚とでもいうのでしょうか。 映画の中で「 PROMISE 」は約束=運命は変えられるのだという、いわゆる神話的な運命論。ストーリー的には脚本がイマイチ・・・というか意味不明ぎみ。映像的には原色の美しさは評価できるものの、ワイヤーアクションとVFXを組み合わせが違和感ありまくりです。家で観ていたら多分途中で挫折しそうにな感じです。 主役としてクレジットされている真田さんは無敵を誇る非情な大将軍光明が主君の王妃傾城に魅せられてふぬけになっていくさまをうまく演じていましたが、役としては脇。いわゆるこれは、チャン・ドンゴンがおいしいとところを全部持って行くチャン・ドンゴンファンのための映画ですね。 Story :生きる術さえも持たず、空腹に震える幼い少女・傾城の前に、運命を司る美しき神「 満神 」が現れた。「この世のすべての男からの寵愛と、不自由ない生活を約束しましょう。その代わり、お前は決して真実の愛を得ることはできない。それでもいいですか?」と問う満神に傾城は答えた、「それでもいい」と。やがて彼女は王妃となった。その頃、無敵を誇る大将軍・光明が、俊足の昆崙を自分の奴隷としていた。そして反乱の企てから王を救おうと、光明と昆崙は城へと向かうのだが……。
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~おしまい~
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