「 カサノバ 」は「 カサノバ(1927 」から数知れず映画化され続けたカサノバ伝説のリメイクです。 * カサノバ(1927)
* 豪傑カサノバ(1944)
* 豪傑カサノバ(1954)
* 豪傑カサノヴァ(1954)
* カサノヴァ'70(1964)
* カサノバ(1976)
* カサノバ<TVM>(1987)
* カサノヴァ最後の恋(1992)
* カサノヴァ/凌辱のダイアリー<未>(1993)
* カサノバ(2005)
監督は、「 サイダー・ハウス・ルール 」のラッセ・ハルストレム。 主演は、どんな役にも同一人物とは思えないほど役にシンクロして演じきってしまう「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャー。 唯一カサノバに振り向かなかった淑女フランチェスカには、モデル出身で「 アルフィー 」に出演のシエナ・ミラー。 究極の恋愛至上主義者のカサノバ伝説をコミカルに軽快なタッチで親しみやすく新たな魅力を備えた作品になりました。
Story : 18世紀、ヴェネチア。ある男が修道女との情事の末、教会の役人たちに追われている。彼の名はジャコモ・カサノバ。娼婦から淑女まで、落とせない女性はいないと評判のプレイボーイだ。逃げ込んだ大学の講堂で、彼は女性解放を説く演説を目にする。実は、論客はフランチェスカという男装をした美しい女性だった。結局、カサノバは逮捕されるも、総督の取り計らいによって放免になるが、後ろ盾を得るため、良家の子女との結婚が必要になり…。
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わたし的に、ヒースの好色系映画と言うことで、今度はどんな彼が観れるのかと大変楽しみにしていた映画です。 貴族のご令嬢から聖職者、果ては娼婦に至るまで、130人とも言われる女性に愛された世界一モテル男カサノバは、R指定になりそうな内容が盛りだくさんかと思いきや、そういう濡れ場は飲茶程度で(どんな程度だ(笑)・・・)、テンポ良く、フランチェスカとの恋愛に焦点をあてる形にコンパクトにまとめれられていて、あっという間の楽しい1時間50分でした。 ジェレミー・アイアンズは「 キングダム・オブ・ヘブン 」や「 ヴェニスの商人 」のアントニオのイメージがまだ印象に新しくて、コスチューム劇ご用達的イメージが定着して来ています。この2作品では、彼の渋くてシリアスな演技に重厚感が溢れていましたが、今回もある意味彼の持ち味という感じですが、作品のコメディ色にミスマッチして、それはそれで良い味出していました。 キーラ・ナイトレイの「 プライドと偏見 」もそうでしたが、当時のヨーロッパの女性は財産分与の権利がなく、女性の幸せや関心事は裕福な男の元へ嫁ぐ事につきる時代のようですが、そういう時代にあって、女性への蔑視的傾向に抗するため男装して大学でそういう風潮への抗議的意見を述べたり、男の名前を借りて出版物を出したり、男装して法廷で弁護士として弁護したりする聡明で男勝りなフランチェスカの姿は、「 ヴェニスの商人 」のポーシャを思い出します。こういった女性像は、ヨーロッパのこの時代の流行だったのでしょうか・・。 女性というものは、誰かに愛されて満たされる事によって捨てられた男への恨みは、消えちゃうものなのですね(笑) 愛を無くして恨んでいるのは満たされなくて心が寂しい証拠なんだなと思いました~(あ、これは映画の中身にはまったく無関係な感想です(笑)・・) 130人の女性に愛されたカサノバは127人から被害届けを出されました、、、っという事は、出さなかったのは3人・・・・ フランチェスカと婚約を破棄した彼女、あともう一人は・・・・だれなんだろ~~(笑)・・・っと、変な事を考え始めたら夜も眠れない(笑) わかりやすくてとっても楽しい映画です。捕まったら縛り首、なんてことはどこ吹く風と飄々逃げ回り、勝手に他人になりすまして仮面舞踏会に出たりするカサノバの姿は小気味よく大変楽しめました。 ただ、同じ実在の人物で女性にもてまくった男の半生を描いた映画では、私はやはり「 リバーィン 」のほうが好みかな・・・。 こればかりはきっと、お好みによると思いますね。 スピード・ワゴンのトークショー付きの試写会で鑑賞しました。
とっても、あま~~~~い試写会でしたよ(笑) 楽しかった!!
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~おしまい~
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