「 2番目のキス / FeverPitchi(2006) 」 2004年に86年ぶりのワールド・シリーズ優勝を果たしたレッド・ソックス! レッド・ソックスの熱狂的ファンであるファレリー兄弟が、愛情を込めて作り上げた作品。 メジャー・リーグファンに限らずプロ野球ファンなら共感出来るに違いない、野球オタクの為の作品。 原作は、「アバウト・ア・ボーイ(2002)」のイギリスの人気作家、ニック・ホーンビィのベストセラー・エッセイ「 僕のプレミア・ライフ 」(新潮文庫刊)を基にしたラヴ・コメディ。 イングランドのサッカークラブ、アーセナルの熱狂的なサポーターであった作者の自伝を、大リーグのレッド・ソックスの熱狂的大ファンであったファレリー兄弟によって設定を置き換えられて作られた映画です。 監督は、「 メリーに首ったけ(1998) 」などのファレリー兄弟。 主演は、「 エヴァー・アフター(1998) 」、「 チャーリーズ・エンジェル 」シリーズなどの作品に出演し、アメリカでは既に公開されている「デート・ウィズ・ドリュー(2006)」などが作られるほど、常にギャラ・ランキング上位を誇る人気女優ドリュー・バルモアですが、日本ではあまりなじみが少ないかもしれませんね。本作ではドリュー自身も製作に参加しています。 ドリュー作品の「25年目のキス」、「50回目のファースト・キス」と来て、本作「2番目のキス」と、キスシリーズ?が続いていますが、これに関しては邦題なので、日本で邦題を考えた人のこだわり?でしょうか(笑)・・・
Story :サクセスの階段を駆け上がってきたビジネス・コンサルタントのリンジー。これまで、自分と同じ勝ち組男性としか付き合ったことがなかった彼女が、ひょんなことで知り合った高校教師のベンと恋に落ちる。いつしかリンジーは彼との結婚を意識するようになる。しかし、春の訪れと共に、彼女の前に強力なライバルが出現。その名もボストン・レッドソックス。熱烈なレッドソックスファンのベンの生活は、シーズンの開幕と同時にすべてが野球中心に。最初こそ彼に付き合って球場に足を運んでいたリンジーだったが、次第に仕事との両立が難しくなっていく。しかもパリ旅行の誘いを「マリナーズ戦があるから」と断られ、悩みはますます深まるばかり。レッドソックスを愛するほど、彼は私を愛してくれないと感じたリンジーは、ベンとの別れを決意するのだが…。 ー 作品情報より ー |
夏頃観たままレビューを書かずに忘れていたのですが、今日~明日中に決着が付くと思われる、松坂大輔の大リーグ移籍問題がニュースで騒がれているため書き忘れていたことを思い出したので書いておきます。 この映画は、松坂君がポスティングされたボストン・レッド・ソックスのファンにまつわる物語です。 給料も時間もほとんど追っかけに費やす熱狂的ファンが多く存在するレッド・ソックスのファンのひとりである高校教師のベンと、ビジネスで成功したキャリア・ウーマンのリンジーの恋の物語。 高校教師のベンと出会い、恋に落ち、バンビーノの呪いもベイ・ブルースも知らないのに、レッド・ソックスを必死で知ろうと努力するドリュー・バリモア演じるリンジー。 仕事と彼との間ですれ違いを生じながら、自分にとって一番大事な物はなにかと言うことを考えさせられるポップなラヴ・コメでした。 ストーリーはどこにでもありがちなお話ですし、アメリカにとっての野球と言うスポーツの価値観とでも言うのでしょうか、私にはちょっとピンとこなかったので、特に大きな共感が得られなかったのですが、きっと同じような野球好きやアメリカのレッド・ソックスファンにとっては、楽しめるラヴ・コメなのではないでしょうかね。 そして、今回レッド・ソックスとの契約交渉に折り合いが付けば、松坂君もこのような熱狂的ファンに囲まれてマウンドに立つ事になるのだな~っと、ふとこの映画を思い出しました。 でも、交渉がこれほどこじれていて、ファンの反応も微妙な感じになって来ましたし、仲介人と球団のマネーゲームの渦に巻き込まれたまま球団入りしたら、松坂君、なんだかかわいそうですね~ うまくファンにも愛されて、心地よい環境で活躍出来ると良いのですが・・・・
■ 2番目のキス / ドリュー・バリモア
~おしまい~
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