| 【リトル・チルドレン 】 7月28日(土) 公開 | 監督・脚本・制作 : トッド・フィールド | 出演 : ケイト・ウィンスレット /パトリック・ウィルソン/ジェニファー・コネリー | | ★★★☆(3.5点/5点満点中) |
「 リトル・チルドレン/ LITTLE CHILDREN (2007) 」 監督は、 「イン・ザ・ベッドルーム (2001) 」のトッド・フィールド。 主演は、このところ地味ながらも秀作を選んで出演している感のあるケイト・ウィンスレット。彼女の作品と言うと真っ先に思い浮かぶのが、レオ様というフレーズを誰もが認知した、あの伝説の作品となった超メジャー作品「タイタニック (1997) 」ですが、それ以前には「いつか晴れた日に (1995) 」などや、その後も「アイリス (2001) 」、「エターナル・サンシャイン (2004)」、「ネバーランド (2004)」など、地味目ながらも演技力が物を言う秀作に出演して、「ホリデイ (2006) 」では、コミカルな演技もこなす、文字通り演技派女優として着実にキャリアをこなしつつありますね。本作で主演女優賞にノミネートされました。 共演は、ブラッド役に、「オペラ座の怪人 (2004) 」でラウルを演じたパトリック・ウィルソン。その妻キャシー役には、母となった今でも美少女タレントとして愛され続けて来たジェニファー・コネリー。 また、性犯罪を犯して出所したばかりのロニー役で、「がんばれ!ベアーズ (1976) 」のタバコを吸いながらバイクを乗り回す悪ガキのケリーを演じたジャッキー・アール・ヘイリー。アカデミー賞でも本作で助演男優賞にノミネートされるほどはまり役を好演しています。
Story : 郊外の街に住む主婦サラは、いつも娘を遊ばせに来る公園での主婦付き合いに飽き飽きしていた。そんなある日、司法試験勉強中の“主夫”ブラッドが息子と公園にやってくる。互いの存在に興味を抱いた2人は、子供をダシにして市民プールで毎日会うようになる。そんな中、子供への性犯罪で服役していたロニーが釈放され、街に帰ってくる。ブラッドの友人で元警官のラリーはこれに過敏に反応、ロニーと老母への執拗な嫌がらせを開始するが…。
[ 2007年7月28日公開 ]
ー 作品情報より ー
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ケイト・ウィンスレットがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた作品だっただけに一応彼女の演技は確かめてみたかったのが観た動機ですが。 この作品、疲れているときには寝てしまいそうな、ハーレクィーン・ロマンスかい・・・っと思わせるような前半から、徐々にこの作品の意図する構図が徐々に見え始めて来るにつれ、次第に引き込まれて行きました。 一歩間違えばクライム・サスペンスにもなりかねないような展開から、良い意味で裏切れていくストーリー展開には、未完成で大人になりきれていない現代のストレス社会も反映して、弱い人間達への温かな同情目線にも似たラストには、う~んっと唸らされます・・・ 一番大切なものが、なんだったのか・・・・満たされている時、あるいは、なにかに不満を持ち続け心のどこかに隙間を作っている者にとって、それと気づかされるタイミングがあれば、きっと今までとは違った未来があることに気づかされます。
リトル・チルドレン
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~おしまい~
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