| 【アイ・アム・レジェンド 】2007年12月14日(金)公開 | 監督 : フランシス・ローレンス | 出演 : ウィル・スミス /アリシー・ブラガ/ダッシュ・ミホク 他 | 期待度 : ☆☆☆ → 観賞後の評価 ★★★ | 原作 : リチャード・マシスン 『地球最後の男(アイ・アム・レジェンド)』(ハヤカワ文庫刊 ) |
「 アイ・アム・レジェンド / I AM LEGEND (2007) 」 ヴィンセント・プライス主演で「地球最後の男 (1964) 」、チャールトン・ヘストン主演で「地球最後の男 オメガマン (1971)」、そしてウィル・スミス主演で本作「アイ・アム・レジェンド(2007)」と、リチャード・マシスンの古典的SFスリラー大作 『地球最後の男 』 の3度目の映画化です。
監督は、フランシス・ローレンス。 主役は、幾度となく地球を救って来たウィル・スミス。 前作、「幸せのちから(2006) 」では実の息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス との共演で話題でしたが、今回もちょい役ではありますが実の娘が主人公ロバート・ネビルの娘役で出演しています。
Story : 2012年、人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビルだけが生き残る。彼は究極の孤独と闘いながら、愛犬サムとともにほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続ける。太陽の光が消え去ると、いっせいにうごめき出す不気味な影、“ダーク・シーカーズ”の脅威と闘いながら、途切れそうになる希望をたぐり続ける日々。そんなある日、ネビルは、ある驚くべき事実に気づく。
「2007年12月14日公開 」
ー より ー
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舞台は、2012年、ニューヨーク。3年前に起ったウィルスにより66億以上の人類が感染し唯一の生存者になったウィル・スミス演じる主人公ロバート・ネビル。 2009年 「ほとんどのガンの治癒に成功した」と女性ドクターによって希望溢れるインタビューが映し出された後、時は2012年、ただひとり生き残ったロバートと相棒の犬サムがスポーツカーに乗って、異様なまでに廃墟と化したニューヨークの街を爆走しながら追いかけているのは、シカの群れだった・・・・ やっと仕留めようと狙いを定めた獲物を、突然何者かが横取りする・・・それは二人(正確には一人と一匹(笑)、以下二人と表現・・)と同じく飢えて、必死の形相で狩りをするライオンの親子・・・・・ ・・・っと予告を観ずに突然この映画を観たとしたら、きっと頭の中が Σ(O ̄∇ ̄O)!!????・・状態・・・だったでしょうね(笑) 予告で既にSF映画である事が前もってインプットされていたので、すんなりとこの状況を受け入れる事ができました。 ビデオショップに一体一体名前を付けたマネキンをおいて一人芝居をしたり、孤独な二人暮らしの映像と誰もいない空軍基地の飛行機の翼からニューヨークの摩天楼に向かってゴルフの打ちっ放しをするシーンなど、誰もいないからこそ出来る究極の孤独を癒す暇つぶしの毎日の前半はなかなか楽しめました。 ところが後半、次第に誰もいないのではなくて・・・・・・・っと言うことがわかってくるあたりから、これは単にSFスリラー映画と言うわけではなく、ホラーまがいの映画なのだと言うことに気づいてから、俄然、シーン事に次の瞬間に起るであろう出来事が容易に想像がついて、次はきっと・・・っと想像してい事が実にぴったりと次々起ってくる瞬間、ホラー映画が苦手な私は体に力が入って(笑)観ていたせいか、以上に疲れました(笑) ゾンビ映画等が苦手なので、ミ・ジョヴォビッチの「バイオハザード3」も観に行かなかったのに、ここで観ることになるとは(笑)・・・・・ でも、最近のクリーチャーはどの映画でつくられるのも似たり寄ったりで、「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムみたいな感じでどっかで観たことあるような様相でしたが、いくらウィルスに感染したからと言って、普通の人間が一様にあんなに筋肉質なゾンビになっちゃのって変じゃない~みたいな細々した矛盾が、ホラーだじゃら許せる?なんでもありな創造物なのでしょうか(笑) 同じウイィルス感染でも、ニコール・キッドマンの「 インベージョン (2007) 」みたいに、嘔吐物で感染して「マトリックス」のスミスみたいになっちゃうのもまた古めかしSFという感じでレトロ感があって、昔のSFだからアイデアもこんなものなのか・・っと諦めに似た許容範囲だったりするのと同じ感覚ですね(笑) シカを追って薄暗い建物に犬のサムが迷い込んだシーンでのウィル・スミスの恐怖の演技とか見応えありましたが、一番演技が巧かったのは犬のサムですね(笑) 買い主に凄い忠実な演技とこんな恐怖の演技までパーフェクトでした。 それだけに、サムがゾンビと化した犬と戦って怪我をしてしまうシーンは余計に泣けるのですよね~。そしてサムの最期のシーンを実写で描く事なく、ウィルの表情の演技と音だけで演じたウィルも巧かったです。 しかし、当然そろそろ現れるよな~~っと想像していた頃に予想通りに生存者が現れて、先の先も読めまくれるストーリー展開も、やはり原作が昔の小説だったからなのかしら~っと諦めに似た許容範囲だったりするのですが、時間不足なのか、アイデア不足なのか、あっけない終わり方を迎えるラストが・・・どうにも消化不良という感じ・・・・
アイ・アム・レジェンド
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