ナニミテハネル

久しぶりに、書店でハードカバーを買った。


有吉玉青さんの『車掌さんの恋』だ。

「有吉佐和子さんの娘さん。」

母が、買って来た本の表紙を見て
そういったのでした。
時間があれば、本を読んでいたい母だ。
喋るライブラリー、楽しい存在。


これが、この本を買うきっかけになった。


この間、普段つけていない時間に
ラジオを付けてみたら、ラジオドラマが
流れていたので懐かしく聴いてしまった。

学生時代は、それがスキで聴いてた。

今程、局がない時のが多かったかも。
つい数年前も、FMでやってたんだけどね。
いつの間にかなくなってしまった。

UAも、昔ラジオで番組最後に読み聴かせてくれたね。


仕事をしながら、黙々と音のない時間。


まだまだ働かないと眠れそうにない
そんな微妙で、切ない心境から救われた。

何が悲しいかな、友達の誘いを断る週末。
どこかで詰めないと後が大変だから
自分に厳しくしないとならないのだから
きつかったなーと感じている。

今はあの頃と比べたらヒマな方。
だけど、あのムリがたたって体を壊した。
ちょっと焦りを感じている時に
また、ラジオドラマと再会した。


ちょうど同窓会とか、そんな話…。


最近、幼稚園時代、小学校から中学までは
同じ学校だった男子たちとネットで再会。

お正月に帰省するから、会おうよ。

と、メールが来ていた。
『車掌さんの恋』にも、そんなシーンがある。

だけど、車掌さんの場合は、子供時代じゃない。
もうこのまま付合ってれば、決まったレールを
走り続けて、付合っている彼女と結婚する。
それがつまらない人生と感じた車掌さんは別れを切り出す。

その彼女とのシーンが出て来る。
彼女が切り出した門出に慌てる車掌さんの心情。
絵が浮かんでくるようで楽しかった。





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