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2010.03.21 楽天プロフィール Add to Google XML

官官提督の末裔
[ カテゴリ未分類 ]    

昨日は江戸人形劇芝居375年の歴史を持つ「結城座」の
公演を観に行きました。
演出はフランス人のフレデリック、客演で大久保鷹さんと
花組芝居の加納幸和さんが出演されてます。
結城座らしからぬ外資系オフィスのセットで、
そこのサラリーマンが残業しているうちに狂ってというか
官官(中国の去勢)された人の末裔であるとリンクしていきます。
歌舞伎テイストで布を使った海や、人形の妄想。
人形はこの男の分身であるのですが、不思議な空間になります。
本当に生きて、そこで演じているかのような、人形は素晴らしいです。
多分一晩の物語。
朝になって、他の人が出社するとその男のデスクは
すっかり綺麗になって何もない状態です。
男が夜中に段ボールに入れて片付けてしまったからです。
そのデスクの上に上がり、「私には顔がない、名前もない、帰る家もない」と
言って、「地上が待っている」と、その会社を後にします。
地上には未来があるのか、
閉鎖された社会からの脱出なのか、
ただの男の妄想なのか。
その後は観客の想像にまかされます。
アフタートークで言っていましたが、この戯曲、小説や論文のようだったそうです。
ト書きもなく、ちゃんとした登場人物も示唆されていなく、
演出がふりわけていき、こういう設定にしましょうと創っていったのだとか。
すごく大変だったようです。
舞台美術も世界地図をオフィスに表して、それはすごくきれいでした。
いつもの結城座の感じとは違いましたが、
こういうのも人形と合わせられるんだと
新しい感覚を覚えました。



Last updated  2010.03.21 16:12:06
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