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昨日は江戸人形劇芝居375年の歴史を持つ「結城座」の
公演を観に行きました。 演出はフランス人のフレデリック、客演で大久保鷹さんと 花組芝居の加納幸和さんが出演されてます。 結城座らしからぬ外資系オフィスのセットで、 そこのサラリーマンが残業しているうちに狂ってというか 官官(中国の去勢)された人の末裔であるとリンクしていきます。 歌舞伎テイストで布を使った海や、人形の妄想。 人形はこの男の分身であるのですが、不思議な空間になります。 本当に生きて、そこで演じているかのような、人形は素晴らしいです。 多分一晩の物語。 朝になって、他の人が出社するとその男のデスクは すっかり綺麗になって何もない状態です。 男が夜中に段ボールに入れて片付けてしまったからです。 そのデスクの上に上がり、「私には顔がない、名前もない、帰る家もない」と 言って、「地上が待っている」と、その会社を後にします。 地上には未来があるのか、 閉鎖された社会からの脱出なのか、 ただの男の妄想なのか。 その後は観客の想像にまかされます。 アフタートークで言っていましたが、この戯曲、小説や論文のようだったそうです。 ト書きもなく、ちゃんとした登場人物も示唆されていなく、 演出がふりわけていき、こういう設定にしましょうと創っていったのだとか。 すごく大変だったようです。 舞台美術も世界地図をオフィスに表して、それはすごくきれいでした。 いつもの結城座の感じとは違いましたが、 こういうのも人形と合わせられるんだと 新しい感覚を覚えました。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |