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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2010.03.06
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私は「子育ての究極の目的」は、「子どもの自己肯定感を育てること」なのではないかと思っています。それは子どもに障害があろうとなかろうと同じです。

色々と体験させるのも、学ばせるのも、子どもを叱るのも、褒めるのも、自己肯定感を育てることにつながらなければ無意味です。

子どもに障害があって療育が必要な場合でも、それが自己肯定感を傷つけるようなものなら有害です。

子どもの成績が良くても、しつけがよく行き届いていても、英語がペラペラでも、スイミングでもそろばんでもピアノでも何でも出来ても、自己肯定感に傷を付けられてしまった子どもは自分の足で歩くことが困難になってしまいます。そして、周囲の人に依存したり、他の人を傷つけるような生き方しかできなくなってしまうのです。

なぜなら、自分を肯定する力はそのまま、他の人を肯定する力だからです。自分を肯定することが出来る人だけが、素直に他の人を肯定することが出来るのです。

ですから、子どもを肯定できない人、子どもを待つことが出来ない人は、まず自分を肯定すること、自分を待つことから始める必要があります。

先日、「子どもを愛せない」と、子どもに食事を与えず虐待して殺してしまった人がいましたが、その人は自分を肯定することが出来ていないのでしょう。

問題は、では自己肯定感を傷つけてしまった場合はどうしたらいいのかということです。優秀な子どもにしようとしたり、しっかりと仕付けようとしたりして頑張ってきたのに、結果として自己肯定感の低い無気力な子どもに育ってしまったらどうしたらいいのかということです。

ちなみにプライドばかり高くて、平気で他の人を傷つけるような人も、実は自己肯定感が低いのです。だから過剰に自分を守ろうとするのです。

結論から言うと、一度自己肯定感が傷ついてしまうとそれを癒すのは非常に困難です。なぜなら、自己肯定感が傷ついてしまった人は他の人からの働きかけを拒否するようになってしまうからです。また、他の人のことを信じようとはしません。

このような状態の時に、お母さんが一生懸命に子どもの自己肯定感を育て直そうとしても、ことごとくその働きかけを子どもは拒否します。そして、お母さんが頑張れば頑張るほど、子どもはお母さんから離れていきます。

なぜなら、子どもを直そうとする意識や行為がそのまま「子どもの今」を否定することだからです。

ではどうしたらいいのかというと、「自己肯定感が低くてもいいんだよ」とそのままの状態を肯定してあげることです。そして子どもの「自己回復力」を信じてひたすら待つのです。それしかできないのです。

それと同時に、お母さんが自分自身の自己肯定力を育てる努力をする必要があります。「自己肯定力」が傷ついてしまうと他の人の働きかけを素直に受け付けなくなりますが、でも、自分で自分に働きかけるならば有効に働くのです。

具体的には、まず自分の感覚を肯定することです。そして、自分の感覚と対話することです。また、子どもや周囲の人を信じることです。そして、任せることです。

自分を肯定することが出来ない人は自分の感覚も、他の人も肯定することが出来ません。だから、まず自分の感覚や他の人を肯定することから始めるのです。そしてあせらないことです。機が熟せば自然と変わっていくものです。それまで気長に待ってください。

自己肯定感が低い自分を否定しないで、そのまま受け入れてあげて下さい。
それが自分の自己肯定感を育てるための第一歩です。





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Last updated  2010.03.06 05:23:48
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