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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2012.09.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類
モアイさんが

自分の判断でできることが多いほど自由なのだと思います。

アラスカの川っぺりで水を汲み、薪を割りながら生活している人が
"とってもやりがいがある。"
と生活している姿を見て、私も憧れます。


と書いて下さいましたが、実は人間の「心」も、「からだ」もこのような活動を通して育っていくものなのです。

そして、その「からだ」は単なる「肉体」を超えたものです。「肉体」は解剖も出来るし、標本として取っておくことも出来ます。でも、「からだ」は解剖できないし、標本として取っておくことも出来ません。

なぜなら、「からだ」は「肉体」という「目に見えるもの」と、「心」や「感情」や、「知性」や、「感覚」や、「記憶」といった「目に見えないもの」の両方にまたがって存在しているものだからです。

「逆上がりが出来るかどうかは肉体の問題ではなくからだの問題だ」と言えばお分かり頂けるでしょうか。

皆さんが自転車に乗ることが出来るのも「からだ」が学習したからです。「学習」は「からだ」が行うものであって「肉体」はその活動を支えるだけです。ですから、どんなに細かく肉体を解剖しても、その人が自転車に乗ることが出来るかどうかなどということを調べることは出来ません。

ですから「からだの成長」も目には見えません。目に見えるのは「肉体の成長」だけです。でも、いくら「肉体」が成長しても、それに伴って「からだ」も成長していなければ、何にも出来ないただの「デクノボウ」になってしまうのです。

「音が聞こえるかどうか」は「肉体の問題」です。でも、「その音を聞き分け、味わい、意味を知ることが出来るかどうか」は「からだの問題」です。

そして、その「からだの成長」と共に「心」も成長していきます。また、「心の成長」と共に「からだ」も成長しています。

この二つは分離できないのです。

ですから、「心」を育てるためも、「からだ」を育てるためにも、「目に見えない世界」を見る眼が必要になります。「目に見えない世界」を観ることが出来なければ、「目に見えない世界」に支えられている「心」や「からだ」を育てることなど出来るわけがないからです。

でも、「自分の心」を見失ってしまっている人は「目に見える世界」しか見ようとしません。そして、「目に見えない世界」を否定します。

なぜなら「目に見えない世界」は「心の目」を通さないと観ることが出来ないからです。

だから、子どもの「努力」も、「悲しみ」も、「喜び」も観ることが出来ず、目に見える「結果」だけを求めるのです。

でも、それでは「子育て」が出来ません。そして、「子育て」が苦しくなります。

じゃあ、どうやってその「自分の心」を取り戻したらいいのか。また「子どもの心」を育てたらいいのかということです。

その時に、重要になるのは「子どもの心は子どものからだと共に成長する」ということなのです。

そして、「心」は「目に見えない世界」に存在していますが、「からだ」は「目に見える世界」と、「目に見えない世界」の両方にまたがっています。

だから、「子どもの心」を育てようとするなら、「子どもの心」ではなく「子どものからだ」を育てるように意識するのです。

いきなり「子どもの心」を育てようとすると、「道徳教育」のような方法しか思いつかなくなります。でも、「からだ育て」とつながらない道徳教育は観念論になり、100%失敗します。

その時、あまりに便利な生活環境は子どもの「からだ育て」の邪魔になるのです。工夫する余地が残されていないからです。

また、「心育て」には「物語」をいっぱい語ってあげることも必要ですが、同時に「からだ」をその物語の「受け皿」として育ててあげることも必要です。

「森の物語」を語ってあげるなら、実際に森に行って、森を体験することも必要だということです。

そうすることで「心」と「からだ」の両方が同時に育つのです。





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Last updated  2012.09.24 10:05:14
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