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人のからだは、その人の心の中のイメージに従ってその状態を変えます。「石」をイメージすれば固くなり、「水」をイメージすれば柔らかくなります。
その時、意識して固くしようと思わなくても固くなり、柔らかくしようと思わなくても柔らかくなります。そして、このようなことは無意識的に行われ、その本人はそのようなからだの変化に気づきません。 でも、実際にはこのように人のからだは常に「心の中のイメージ」に合わせて変化しているのです。 その時、その「からだの状態」は「結果」ですから、その「結果」だけを変えようとしてもそれは出来ないのです。 からだが固まっているとき、心の状態を変えないままでからだを柔らかくしようとしても無理だということです。 確かに、ストレッチなどをやれば、関節部分などは緩めることができます。マッサージをすれば筋肉も緩むでしょう。でも、そのような「外的な働きかけ」によって得た「緩み」は、普段の生活に戻った時には、すぐにまた前と同じ状態に戻ってしまうのです。 からだの固さは、心の「こだわり」の結果です。 ですから、「こだわり」が強い人ほどからだは固くなります。 トレーニングしていれば肉体のストレッチ的な柔らかさは維持できるかもしれませんが、日常生活における心やからだの動きの柔らかさは維持できません。 ただ、「こだわり」は生きるために必要なものなので、それを消すことも出来ないし、消すことが良いことでもありません。 そこで、その「こだわり」との関わり方が問題になってくるのです。 昨日書いたように「あきらめる」というのも一つの方法ですが、意識的に自分の中のイメージを変えてみるというのも、また一つの方法です。 何か苦しいことが続いているときに、「なんて私は不幸な女なんだ」「どうして神様は私に意地悪ばかりをするんだ」と考えることも出来ますが、「神様が成長の試練を与えてくれているんだ」と考えることも出来ます。 どっちの考え方をとるのかは、その人の自由です。 でも、後者のような考え方をする人の方がからだは緩んでいると思います。 世界や社会の「汚い所」ばかりを見ていると、心もからだも固くなります。 人を否定する人のからだも固いです。 でも、「美しい所」も「汚い所」もありのままに見ようとすると、心もからだも緩んできます。 子どもの短所探しばかりしていると、お母さんの心もからだも固くなります。これは「長所探し」をしても同じです。 意外かもしれませんが、「短所探し」も「長所探し」も同じなんです。 でも、そのままの状態をそのまま受け入れてあげると緩みます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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