森へ行こう（心とからだと子育てと）

昨日は「目を閉じて歩いてみて下さい」ということを書きましたが、歩くだけでなく、色々な動きをしてみても面白いですよ。

人は、目を閉じるだけで全く別の世界にワープすることが出来てしまうのです。

「それまで見えていた世界」が消えて、「見えていなかった世界」が現れるのです。

それは、目と閉じることでそれまで無意識の中だけで働いていた視覚以外の感覚が意識でも感じることが出来るようになるからです。

ただし、普段からあまりに意識（頭の判断）だけに頼った生活をしている人は、「目が見えない」という状況下でも、「目」からの情報だけに頼ろうとするのでパニックになってしまうのです。


多くの人が、人間は「見えている世界」だけで生きていると思い込んでいますが、それは意識で感じている世界だけであって、常にからだの方は、「目では見ることが出来ない世界」を感じ、判断し、動いているのです。

だから、別に意識しなくても、スマホをやりながらでも、歩くことも、自転車に乗ることも出来てしまうのです。

そして、その「からだが感じている世界」に気づき、それを目を開けている時にも感じることが出来るようになると、世界への意識も、また日常生活も変わっていきます。


目を閉じて歩いたり動いたりしてみて下さい。

次に、目を開けて同じように歩いたり動いたりしてみて下さい。

その時、目を閉じている時に感じたからだの感覚を、目を開けている時にも想い出して、その動きにかぶせてみるのです。

目を開けていても。目を閉じている時の感覚を思い出しながら動いてみるのです。

そういうレッスンを繰り返していると、「からだの判断能力」が高くなっていくと思いますよ。

それはまた、心とからだの対話能力も高めてくれます。

是非、おためしあれ。