もりむすブログサイト

山田貴敏氏といえば、「Ｄｒ．コトー診療所」で有名ですね。
この「ONE & ONLY」はカーレースの話です。

ベビーフェイスの「小杉ケン」は何やっても満足にできないが、車に乗るとなぜかカッ飛ぶ。
しかし、免許はオートマ限定。でも、そんな彼の素質を見込んでレースに引き込む宮坂。
宮坂の地道な訓練とケンの持ち前の資質でめきめきチカラをつけ、オートマでレース界に挑む。
しかし、行く手にはどうにもならない大きな壁が・・・。

そんな内容なのですが、主人公のケンは最初から最後まで「のほほ～ん」としていまして、憎めないのはいいけど憧れとか尊敬とかの存在にはほど遠い。
それだけに緊張感もなく、だらだらとストーリが進んでいくように思います。
宿命のライバルのカイの存在もやたらケンに意識しすぎで、自分の本分を見失うところが、ライバルたるものお互い切磋琢磨する存在から逸脱しているようでなりません。
そんなんで今一盛り上がりにかける内容だったのが残念。


参考：
ONE & ONLY １～５巻（完）
著作　山田貴敏
出版　小学館
価格　524円+税