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一部抜粋子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、 驚きと感激にみちあふれています。 残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに 澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの 直観力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。 もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る 善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、 世界中の子どもに、生涯消えることのない 「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を 授けてほしいとたのむでしょう。 この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、 わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、 つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、 かわらぬ解毒剤になるのです。 妖精の力にたよらないで、 生まれつきそなわっている子どもの「センス・オブ・ワンダー」を いつも新鮮にたもちつづけるためには、 わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを 子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、 すくなくともひとり、そばにいる必要があります。~ ~子どもたちがであう事実のひとつひとつが、 やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、 さまざまな情緒やゆたかな感受性は、 この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。 幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。 美しいものを美しいと感じる感覚、 新しいものや未知なものにふれたときの感激、 思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などの さまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、 次はその対象となるものについて もっとよく知りたいと思うようになります。 そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。 消化する能力がまだそなわっていない子どもに、 事実をうのみにさせるよりも、 むしろ子どもが知りたがるような道を 切りひらいてやることのほうがどんなに大切であるかわかりません。 「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン著 新潮社 より一部抜粋 жжж жжж жжж жжж жжж жжж жжж жжж жжж жжж жжж 本文56ページと読みやすく、文・写真ともにとても素晴らしい本です。 一度手にとって全文を読まれることをおすすめします。(Koba) |