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森蔵日記@舞台オタクのシンプルライフ

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2016年07月03日
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7/2ソワレ、帝国劇場にてミュージカル『エリザベート』を観て参りました。

今回のキャストはこちらの方々↓

エリザベート:花總まり
   トート:城田優
  ルキーニ:成河(ソンハ)
  フランツ:田代万里生
  ルドルフ:京本大我
  ゾフィー:涼風真世
少年ルドルフ:池田優斗

花總シシィに続きまして、今度は成河ルキーニの感想です。


プリンシパルのほとんどが前回公演から続投する中、数少ない新規参入組の成河(ソンハ)さん。

ルキーニ風に「結論から申しますと~♪」

期待以上のルキーニでした!
私はこんな新ルキーニを「待っていた!」
(←ここだけトート風でお願いします)

成河ルキーニは、小汚くて、イッちゃってる感満載で、危うくて、狂気で、皮肉屋で、世の中の全てに毒づいているようで、それでいてどこか飄々としていてユーモラス。独特の愛嬌があります。

成河さんらしい、練りに練られた役作りと確かな演技力。聞き取りやすいセリフ。ストレートプレイで培われた能力を総動員して、ルキーニに挑んでいる成河さん。

暗殺者として、狂言回しとして、自由自在に作品中を動きまわり、引っ掻き回します。

かと思うと、突然電池が切れたみたいにピタッと動きがとまり、微動だにしないことも。後ろ姿でしたが印象的でした。

おまけに。

成河さん、歌うまいじゃないか!

いわゆる声楽畑出身の方々のような朗朗とした歌い方ではありませんが、あの難しいルキーニのナンバーを見事に歌いこなしている成河さん。

よく浦井くんが「芝居歌」という表現をしますが、成河ルキーニの歌い方はまさにそんな感じ。

緩急自在。ファルセットも綺麗に出ています。

『グランドホテル』やこの作品に向けて、きっと相当なトレーニングを積んできたんだろうなぁ。


成河ルキーニで、個人的にツボだった仕草。

終盤、シシィを暗殺した後、さかんに口元をぬぐうような動きをするんです。(まだ今期の育ちゃんを観ていないので、演出なのか成河さんオリジナルの演技なのかは不明)

これ、今回の城田トートの動きにリンクしているように見えて、イイんですよ~。

(あとでまた城田トートの感想も書きますが、今回の城田トートは、何度となく口元をぬぐうような動きをします。例えて言うならドラキュラが人の血をすったあとに口元をぬぐうような)


今回、痛恨のミスは、最後の最後、シシィとトートを双眼鏡でガン見していて(花總シシィに魂奪われ中だった)、うっかりルキーニの首くくりシーンを見逃してしまったこと(泣)。

途中で「あ、いけない!すぐそばにルキーニがいるはず!」と双眼鏡を横にずらしたものの、時すでに遅し。暗転前に一瞬息絶えるルキーニの姿が見えたのみでした・・・。

く~、成河ルキーニ、どんな死に方してたんだろ。観たかった~!


私が観た公演、観客の熱狂ぶりもすさまじくて、カーテンコールは本当に熱い空気でした。

ここまで熱気のあるエリザ、東宝版初期の頃以来かも。

作品自体幕が開いてまだ1週間にもならず、成河ルキーニに至ってはまだ3公演目という回の観劇でしたが、この時点でこの完成度だと、これから先どこまで進化するのでしょう。

末恐ろしいです、今回のエリザ。

チケットGETもそれに比例して相当に難しくなっていますが、できることなら成河ルキーニと他のWキャストの絡みも観てみたいなぁ。






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Last updated  2016年07月03日 07時57分29秒
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