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一応愛知県の南部まではアサギマダラの越冬可能地域に入っています。
昨日、豊橋の野草研究家、大町先生から豊橋のキジョランに幼虫がたくさんついているとの情報をいただきましたので今日は早速見に行ってきました。
豊橋の東の端にある峠から入った林道の両側にキジョランが生えています。
食痕もたくさんついています。食痕のある葉を裏返して歩きました。
これは死んでいるかも知れませんが卵ですね。
これが1齢幼虫ですね。裏側からまず表面を齧って、汁がある程度出たところで、真ん中の葉を食べます。小さいうちから食べ方を知っています。
ちょっと、はらってやると、ちゃんと命綱をつけていました。
2~3齢幼虫も同じように食べています。アサギマダラは毒のあるガガイモ科の植物を食草としており、体の中に毒を貯めることで、天敵に食べられないように身を守っているのですが、それにしても毒が強すぎるので、このようにある程度汁が出て毒の少なくなった葉を食べているのでしょうか?
これは3齢くらいでしょうか?だいぶん大きくなっています。前にも後ろにも角が生えています。長い方が前でしょうか?
これが一番でかかった。4齢くらいでしょうか?
上が前で、下が後だと思うのですが、何か下の方が顔のように見えます。
とうとう蛹も見つけました。図鑑には幼虫で越冬すると書いてありましたが、蛹で越冬するものもいるようです。稲武町の伊熊神社社叢ではキジョランはたくさんありましたが、蛹は抜けがらしか見つけることができませんでした。女房にイヤリングを買ってきたよと言って騙してやろうというわけで持ち帰ることにしました。
帰ろうと思って入り口近くまで来たら、丁度大町先生が一人連れてみえましたので、もう一度逆戻りしました。
イズセンリョウ、マルバホロシ、キジョランの実を教えてもらいました。
代りに、越冬中のムラサキシジミの♂をお教えしました。
しかし、伊熊神社にはキジョランがもっとたくさんあるのに幼虫は見なかったのですが、ここはどうしてこんなにたくさんいるのでしょうまたここで越冬したアサギマダラは渡りはしないのでしょうかそれとも春にはもっと北の方へ渡っていくのでしょうか