8月26日、27日と1泊2日でライオンズの夏季家族旅行へ行きました。行先は南紀です。26日は伊良湖から伊勢湾フェリーに乗って、伊勢内宮にお参りして、紀伊長島で宿泊、27日は新宮へ行って、新宮速玉大社へお参りして、那智の滝を見て、那智山熊野権現をお参りして帰って来ました。
那智は那智黒石の産地で、碁石を売っていました。黒石は那智黒で作りますが、白石はハマグリの死貝から作ります。昔は日向の小倉が浜で採れるハマグリが厚くて碁石にするのによく、また碁盤に使うカヤの樹も日向には大木が多かったので、碁石屋は日向にたくさんあります。現在では日向産のハマグリはほとんどなく、メキシコ産のものが大きくて使われるようになりました。
熊野権現の参道沿いには数件の碁石屋が並んでいました。
碁石 posted by (C)ドクターT
そこで、37号(厚さ3分7厘=11.1mm)の碁石を買って来ました。(¥50,000円)メキシコ産ですからこの値段ですが、日向産のハマグリでこの暑さだとその数倍はします。
白石表 posted by (C)ドクターT
白石には裏表があります。縞模様のある方が、ハマグリで言う表側です。
白石裏 posted by (C)ドクターT
裏側には模様がありません。碁を打つ時にはこれが表を向くように石を置きます。夢中で打っていると打つ時には裏表を意識せずに打つことが多いので、置いてから向きを引っくり返して直すこともあります。
父からの贈り物 (4) posted by (C)ドクターT
買って来た碁石で昔の碁を並べてみました。
アマの碁 posted by (C)ドクターT
1977年からアマ東西対抗戦が行われて、私も愛知県代表として何回か出させていただきました。通算成績は5勝4敗です。
アマの碁 (2) posted by (C)ドクターT
これはそのうちの1局ですが、私の碁は地よりも厚みを重視して、その厚みを背景に戦いを仕掛けるいわゆる力碁で、勝つ時にはだいたい圧勝に終わります。
父からの贈り物 (1) posted by (C)ドクターT
碁盤は本カヤ板目のの3.5寸盤でいつも父からこの碁盤で碁を教わりましたが、結婚の時に頂いたものです。