FIAは2008年からのエンジンなどの統一ECU採用に向けて、行動をはじめました。
FIA 2008年以降のエレクトロニクスサプライヤーを募集(F1 Racing)
FIA、電子システムと部品サプライヤーを募集(FIA公式プレスリリース)(F1通信)
2008年F1シーズンへ向けての準備において、FIAは2008年テクニカルレギュレーション8.2項、8.4項、そして8.6項にそってレースとテストにおいてすべてのF1チームにスタンダードエレクトロニックコントロールシステムとテクニカルサポートを提供してくれるエレクトリックシステムとコンポーネンツサプライヤーを模索していることを説明する。
この統一エレクトロニクスって、本当に2008年からのコンコルド協定に記載されているんでしょうか?そして、それを承知の上でフェラーリはサインしているんでしょうか・・?
GPMAサイドと、FIA・FOMサイドの交渉は終盤を迎えていると言われていますが、この統一ECUの採用は、自動車メーカーにとって一番了承できない条件とも思えるのですが・・・・。
もしこの統一エレクトロニクスが採用されるなら、エンジンに大きな差は無くなるでしょうね。そして、それは他の車のコントロールにも及ぶことから、マシンの性能差は、その車体部分、サスペンションによるメカニカルグリップと空力による差となっていくことでしょう。エンジンは単なる部品と化すのか・・・。
ギアボックスの制御まで含まれているようなので、60年代のいわゆるキットカーが復活する可能性があります。チームは、エンジンとギアボックスを買って、車体のみを開発すれば参戦できるようになる・・・のかなぁ
今回の動きは、採用に向けての準備段階ではあるのでしょうが、今後の動きも注目です。
ただし、この統一ECUにも一点良い点が・・・・。それは、これによってドライバーエイドなどの電子制御が排除できると言うこと。かって、いったんは禁止したドライバーエイド(トラクションコントロールなど)が復活したのは、それを取り締まることができないといういう理由からでしたものね・・・。
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