全18戦で開催される2006年F1GPシリーズも、先のカナダGPで半分の9戦を消化し、前半戦が終了しました。
改めて確認してみると、コンストラクターズは、ルノー121ポイント、フェラーリ87ポイント、マクラーレン65ポイントで、以下ホンダ、BMWザウバー、トヨタ、ウイリアムズ、レッドブルと続きます。
ドライバーズは、アロンソが84ポイントでトップを独走、ミハエル59ポイント、ライコネン39ポイントと追い、フィジケラ、マッサ、モントーヤと続きます。
結局、ベスト3チームのファーストドライバーが3位を占め、同チームのナンバーツードライバーが同じ順位で4-6位となるという非常にわかりやすい展開になっています。
ミハエル、ライコネンは、ドライバーの腕で、各チームのナンバーツードライバーを押さえ込んでいるという味方も出来ます。 すでにライコネン&マクラーレンは、チャンピオンシップではギブアップ宣言という状況。アロンソ自身も「ここから逆転されれば奇跡」と、すでに2年連続チャンピオンに自信を強めています。計算上は逆転の可能性があるとはいえ、ぽいとを取りこぼさない、アロンソの強さを見ていると、その自信も納得出来ます。
しかし、ミハエル自身は、「最後まであきらめない」と発言。
もっとも、ミハエルがギブアップしてしまえば、その時点でシーズンは終わってしまいますから、立場上も「もうダメ」とはいえませんよね。 不振にあえいでいる印象のあるホンダは、コンストラクターズで4位、ドライバーズで7位8位となっていますが、この2戦がノーポイントとなっているのが気になるところ。逆に、コンストラクターズで5位、ドライバーズで9位12位のBMWザウバーはこの5戦を連続ポイントと登り調子です。
BMWザウバーは、「すでにホンダは越えた」と自信を深めていますが、この4位争いは最後まで続いていくことでしょう。 2006年の後半戦は、トップ3チームに続く、中位チームの争いが見所となるのかも知れません。
そして、今年から参戦している、スーパーアグリF1。
4年前のマシンをベースに作られたSA05は、次戦アメリカGPでその役目を終える予定となります。11戦フランスGPからは待望のSA06がデビューする予定。もくろみ通りのポテンシャルアップが実現すれば、ミッドランド、トロロッソといったチームと「レース」が出来るマシンとなります。
スーパーアグリは定位置となっている最下位から抜け出すことが出来るのか。このあたりも後半戦の注目点として応援していきたいですね。
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