昨年は、ミシュランタイヤの大失態により、フォーミュラ1グランプリの名を汚してしまったアメリカGP。 今年の勝負を決めたのは、やはり「タイヤ」だったという印象が強く残りました。 レースとしては、ルノーのフィジケラがアロンソに仕掛けたり、スタートで前に出たマッサをミハエルがピットインで「予定通り(?)」逆転したりと、様々な見所もあり、完走9台と荒れたレースになりました。 ゴール後に、フェラーリのクルーと喜びを分かち合った後、ポディウムに向かう途中でブリヂストンの浜島さんを見つけて駆け寄った姿は感謝の表現。浜島さんとの喜びのシーンは一瞬だったけれど、ミハエルの感謝の気持ちと浜島さんのうれしそうでもあり、ホッとしたようでもある表情が、レース中のシーンのどれよりも私の印象には残っている。 今回のアロンソは、今までのレースと異なり、意外な程ペースがあがらなかった。ファステストラップも最高速でもアロンソは6番目の記録にとどまり、苦しさをよく表している。
当初は、かなり燃料を積んでいるのかと思っていたが、ミハエル、フィジケラがピットに入った2周後にはアロンソもピットイン。多少重めだったとはいえ、あれほど苦しそうなアロンソは今シーズン初めてだっただろう。 結果、15戦連続で表彰台に上がっていたアロンソの記録はとぎれることとなった。
次のフランスGPでは、また強いアロンソが帰ってくるのだろうが、もしフランスも苦戦するようだと、本当にミハエルの逆襲が現実のものとなる可能性もある。 少しだけ、シーズン後半が楽しみになる要素が見えた気がする一戦だった。 モータースポーツのニュースはblogで |