フランスGP予選では、先のアメリカに続いてフェラーリがフロントローを独占。アロンソを3位に追い落とし、これにトヨタの2台が続くという結果になりました。
特に、マッサが2位に入りアロンソの前に出た点と、5位以内のグリッドをブリヂストン勢が占めた意味合いは大きそう。
やや特殊な状況と見られたアメリカGPのみならず、ミシュランの地元のフランスGPで、ブリヂズトンが予選上位に来た現実は、これまでのミシュラン&ルノー&アロンソの優位な状況が変わりつつある可能性を感じさせてくれます。
一方で、ホンダの不振は深刻さを増しているようです。テクニカルディレクターの交代から来る組織の混乱が、影響を及ぼしているとは考えたくないですが、シーズンが進むにつれ、大勢を挽回するどころか、今回はレッドブル、ウイリアムズにも完敗。タイヤを使えない状況は深刻そうです。
願わくば、体制変更の効果が、今後現れることを期待するしかなさそう。特にバトンは今シーズン2度目のQ1(第一ピリオド)落ちという屈辱。バトン自身もモチベーションが低下している模様ですね。このところ、バリチェロの後塵を浴び続けています。
成績が悪くなるとモチベーションが低下するのは理解できますが、ミハエルなどチャンピオンを狙うドライバーは、そういう時こそ、チームを鼓舞し士気を高めるべくがんばりを見せていました。こういうところが、勝てるドライバー、チャンピオンを狙えるドライバーとの違いなのかも知れません。
今回が最後の出走となりそうな、フランク・モンタニーは地元の意地を見せ、初めて佐藤琢磨の前で予選を終えました。
今回で最後となる予定のスーパーアグリF1のSA05ですが、最後のレースでも完走めざしてがんばってもらいましょう。
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