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カテゴリ:F1
ホンダからエンジンとギアボックスをホンダから供給されながらも、マシンの基本設計の古さから苦しいレースを送っているスーパーアグリF1チームですが、ライコネンシーズンに向け、さらにホンダと提携を強めることが明らかになりました。
本来なら来シーズンのマシンの開発も進んでいなければならない時期ですが、スーパーアグリの来期のマシンはまだ不透明な状況です。 2008年からは他チームのシャシーを購入することは認められるため、2008年以降もスーパーアグリがオリジナルシャシーを開発する可能性はほぼ無いと思われます。この状況下で来シーズンのマシンを独自開発することはほぼ無理でしょうし、それだけのコストをかける余裕も無いでしょう。 ホンダは、長年にわたりサードドライバー兼テストドライバーを務めるアンソニー・デビットソンに来年はレースシートを与えるべく最大限の努力をすると明言しています。現実としては来シーズンの各チームの体制はほぼ決まっているため、デビットソンがのれるシートはスーパーアグリしかありません。 今回の提携強化が明らかになったタイミングを考えると、スーパーアグリはデビットソンを起用する見返りに、ホンダからのさらなる支援の約束を取り付けたことを意味するのでしょう。スーパーアグリとしても、最大のスポンサーはホンダ。ホンダの意向に沿いながらも、自チームのメリットを見出すことは生き残っていくために必要です。 問題は現在のドライバー山本左近の処遇でしょうか。スーパーアグリとしても、佐藤琢磨はその人気と実力からして絶対に手放せない生命線。反面、左近はこれまでの戦績からも琢磨に一歩遅れをとっています。テストドライバーに左近を起用する可能性はあるでしょうが、来シーズンはサードカーの出走が禁止となりますので、サードドライバーとしてのメリットは今年よりも大きくさがります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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