昨年スーパーアグリF1チームからF1にデビューを果たし、今年は同チームのテストドライバー契約を結んだ山本左近が、BCNコンペティション（チーム）からGP2シリーズに参戦することが発表されました。
BCNコンペティションは、2005・2006年と吉本大樹が所属していたチーム。吉本大樹はチームを離脱することになるようです。
ＧＰ２シリーズには、すでに中嶋一貴と平手晃平の2人が参戦することが決定していますので、Ｆ１直下のカテゴリーで３人の日本人ドライバーがしのぎをけずることになります。
スーパーアグリＦ１とテストドライバー契約を結んだ後、左近は「経験を積むためにレースをしたい。第一希望はＧＰ２。しかし、現実的には難しい」という意味のコメントを残していました。また、鈴木亜久里も「左近が今シーズンもレースに出られるようにバックアップしたい」とも語っていましたが、それが現実化することになりました。再度のＦ１挑戦をめざす山本左近にとっては、最良の選択といえるでしょう。
しかし、中嶋一樹がDAMS、平手晃平がトライデントとトップチームから参戦するのに対し、ＢＣＮはチームの力としては一歩劣ると考えられます。昨年まで所属した吉本大樹も表彰台は獲得したものの、チームの判断ミスなどもあり、勝利を飾ることはできませんでした。このあたりを左近がどのように克服するか期待したい面でもあります。
いずれにしても、Ｆ１をめざす最後のステップともいわれるＧＰ２シリーズで、中嶋、平手、山本の３人が世界の若手達と競うことになるわけで、その結果が楽しみです。
山本左近、GP2レースに参戦 （Ｆ１通信）モータースポーツの話題はＢｌｏｇランキングへ
