HONDA RA107がスペインのバルセロナ・サーキットで発表されました。
カラーはオフシーズン用のカラスのままで、新カラーリングは2月の発表ということですが、この黒のカラーリングが格好良く感じます。
Honda、新型マシンRA107を発表
ホンダ新型車『RA107』、初走行お披露目
ノーズが細くなった印象を受けますが、このあたりは空力優先での設計でしょうか。
空力付加物が色々とついているのは他のチーム同様なのですが、黒いカラーのおかげでそれらが目立ちません。全体に塊をイメージさせる精悍さを感じます。このままのイメージでいいんじゃないの(笑)とも思ってしまいます。
中本修平シニアテクニカルディレクターは、中本修平レポートVol.129で語っています
「僕自身はフォーミュラカーの設計経験はありません。だから基本的には、(部下たちへ)権限委譲して、できるだけ自由にやらせる。全体のデザインには、いっさい口を出していません。ただもっと上の、抽象的な上位概念のようなものは、僕が作りました。でもそれらの言葉の中に、具体的な形を暗示させるようなものはいっさいないんです。それを読んで、開発陣に噛み砕いてほしいと言いました。言い換えれば、どうしようと悩んだ時、この言葉だけ思い出してほしいと。」
「Hondaは挑戦者ですから、失うものは何もありません。もし仮に今年ランキング最下位になったとしても構わないんです。そうなってしまったら、その原因を分析して来年もっといいクルマを作ればいいんです。でも最初から、4、5位狙いだけはするなと。それを何年作っていても、決してトップにはなれませんから。 」
設計のトップをホンダの人間が責任を持ち、挑戦の姿勢を明確にしているホンダF1チーム。なんだか期待が持てそうです。
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